現地時間10月21日、Qualcommはモバイルデバイス向けのSoC「Snapdragon 8 Elite」を発表した。
3nmプロセスで製造された新SoC「Snapdragon 8 Elite」が発表
「Snapdragon 8 Elite」は、3nmプロセスで製造された新しいSoC。特徴としては、PC向けのSoC「Snapdragon X Elite」「Snapdragon X Plus」に搭載されていた第2世代のOryon CPUを搭載したことで、パフォーマンスを強化。CPUのコア構成は、最大4.32GHzで駆動する2つのプライムコアおよび、最大3.53GHzで駆動する6つのパフォーマンスコアの合計8コア。
先代の「Snapgragon 8 Gen 3」に比べてCPU性能は45％向上している。また、電力性能も最大44％向上するほか、ゲーミングゲーミング性能は40％、AI性能も45％向上する。
なお、これまでは高効率コアが搭載されていたが、「Snapdragon 8 Elite」ではパフォーマンスコアが搭載されるようになった。高い電力効率のもとで高負荷のアプリケーションを実行できるように設計されている。
また、DDR5をサポートし、メモリにも各CPUごとに12MBのL2キャッシュを備えることで合計24MBのキャッシュが用意される。これにより生成AIの動作を快適にし、スマートフォン上における生成AIの動作をサポートする。
ちなみに、今回の「Snapdragon 8 Elite」から、モバイルデバイス向けのSoCの命名規則は、これまでの「Snapdragon 8 Gen X」から、PC向けのSoCとして展開されている「Snapdragon X Elite」に準じるかたちとなる。
「Snapdragon 8 Elite」は、ASUSやXiaomi、Honor、OPPOといったメーカーが自社スマートフォンへ搭載する予定となっている。ASUSは「ROG Phone 9」をすでに予告しているほか、Xiaomiも「Xiaomi 15」シリーズに搭載する見通しだ。
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(画像：Qualcomm)
