Qualcomm、CES 2026で「Snapdragon X2 Plus」発表。80TOPSのAI処理性能とマルチデイ駆動を実現

QualcommはCES 2026において、次世代ラップトップ向けコンピューティングプラットフォーム「Snapdragon X2 Plus」を発表した。

Snapdragon X Seriesの新モデルにあたるSnapdragon X2 Plusは、高いAI処理性能と優れた電力効率、そして強力なパフォーマンスを兼ね備える点が特徴だ。対応するWindows 11 Copilot+ PCは、主要PCメーカーから2026年前半に発売される予定となっている。

Snapdragon X2 Plusには、10コアCPUを搭載する「X2P-64-100」と、6コア構成の「X2P-42-100」の2つの構成が用意される。どちらもNPU性能は80TOPSで共通だが、CPUコア数やキャッシュ容量、GPUの動作周波数などが異なり、性能や価格帯に応じた製品展開が可能だ。

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ノートPC向けとして最高クラスのAI性能

Snapdragon X2 Plusは、仕事からクリエイティブ用途、日常的なPC作業まで、幅広い利用シーンを想定して設計されている。薄型・軽量なノートPCでも、処理速度やバッテリー駆動時間、AI機能を妥協せずに使えることを目指したプラットフォームだ。

最大の特徴のひとつが、最大80TOPSのAI処理性能を持つQualcomm Hexagon NPUを搭載している点である。これはノートPC向けとして最高速クラスにあたり、PC本体だけでAI処理を行う「オンデバイスAI」を前提とした設計となっている。

エージェント型AIを含む50以上のオンデバイスAI体験を想定しており、画像や動画の編集、文章と画像を組み合わせたコンテンツ生成、ユーザー操作を支援するAI機能などをスムーズに実行できる。クラウドに依存せずに高速処理できるため、操作の待ち時間が少なく、プライバシーの面でも安心感がある。

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高性能と省電力を両立するCPU設計

CPUには第3世代のQualcomm Oryon CPUを採用する。構成は最大10コアで、モデルによっては6コア構成も用意される。マルチスレッド時の動作周波数は最大4.0GHzに達し、複数のアプリを同時に使用する場面でも快適な動作が期待できる。

製造プロセスには最新の3nm技術を採用。高い処理性能と省電力性を両立している点も大きな特徴だ。Qualcommによれば、前世代(Snapdragon X Plus)と比べてシングルコア性能は最大35%向上しつつ、消費電力は約43%削減されたという。

バッテリー駆動時でもパフォーマンスが落ちにくく、数日間使えるマルチデイのバッテリー寿命を実現している点は、外出先でPCを使う機会が多いユーザーにとって大きな魅力となりそうだ。

映像やクリエイティブ用途にも余裕のあるグラフィックス性能

グラフィックスにはQualcomm Adreno GPUを内蔵する。動画視聴や写真編集はもちろん、日常的なクリエイティブ作業でも快適に使える性能を備えている。

ディスプレイ出力も強化されており、本体ディスプレイでは4K解像度で最大144Hzに対応。外部ディスプレイは、4K/144Hzを最大3台、または5K/60Hz出力をサポートする。さらに、VPU(ビデオ処理ユニット)により、8K UHD動画のエンコードやデコードにも対応し、高解像度動画の再生や編集にも余裕を持って対応できる。

常に快適につながる通信機能とセキュリティ

通信面ではWi-Fi 7に対応し、高速かつ安定した無線通信を実現する。加えて、Snapdragon X75 5Gモデムを組み合わせることで、最大10Gbpsのダウンロード速度にも対応し、外出先でもストレスの少ないネットワーク環境を利用できる。

セキュリティ面では、Microsoft Plutonを統合したQualcomm SPUを搭載。チップレベルからデータを保護する設計となっている。また、Snapdragon Guardian Technologyにも対応し、遠隔管理やセキュリティ管理を含め、個人利用からビジネス用途まで幅広くカバーする。

(画像:Qualcomm)

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