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PS5に「省電力プレイ」正式実装へ。DualSenseは複数ペアリングに対応

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、9月17日(水)よりPlayStation 5向けシステムソフトウェアの最新アップデートを全世界で配信開始する。今回のアップデートで、これまでベータ版として提供されてきた「省電力プレイ」機能が正式に利用可能になるかたちだ。

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「省電力プレイ」正式実装。ゲーム体験とサステナビリティを両立

省電力プレイは、PS5の対応タイトルで動作を最適化しつつ消費電力を抑える仕組みだ。パフォーマンスを一定程度セーブすることで、環境負荷を軽減しながら長時間のプレイを可能にする。この取り組みは、ソニーグループが掲げる「2040年までに温室効果ガス排出量ネットゼロ」という長期的な環境目標の一環でもある。

設定はシステムアップデート適用後、[設定] >[システム] >[省電力] >[省電力プレイ]から有効化できる。今後は『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』『Demon’s Souls』『Ghost of Yōtei』など複数の作品が順次対応予定だ。

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コントローラーも進化。最大4デバイスにペアリング

今回のアップデートでは、DualSenseおよびDualSense Edgeワイヤレスコントローラーが「複数ペアリング」に対応する。これまでコントローラーを別のデバイスで使う際はその都度再ペアリングが必要だったが、今後は最大4台の機器に登録でき、PSボタンと任意のアクションボタンを押すだけで瞬時に切り替えられる。

例えば、普段はPS5でプレイしつつ、必要に応じてPCやスマートフォンに接続してリモートプレイを楽しむといったシームレスな利用が可能になる。スロット番号に応じてプレイヤーランプが点滅する仕様も、直感的で分かりやすい。

SIEは今回のアップデートを、今年7月に提供していたベータ版を経て正式に実装する。省電力プレイと複数ペアリングの両機能は、ユーザー体験を拡張するだけでなく、持続可能性や利便性といった次世代ゲーム機の課題に応えるものになっている。

(画像提供:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)