9月13日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントはPlayStation 5 (以下、PS5) 向けに最新のシステムソフトウェアアップデートを配信した。
これまでベータテストで試験的に導入されていた機能も含めて複数の機能が新たに利用可能になっている。
- Chromecast with Google TV (4Kモデル) でのリモートプレイ
- PS Appのアップデート
- 新しいアクセシビリティ機能
- Dolby Atmos対応機器のサポート
- ソーシャル機能の向上
- 利便性の向上
- 大容量のM.2 SSDへの対応
以下、各アップデートの詳細 (プレスリリースより引用) 。
新発表の機能
Chromecast with Google TV (4Kモデル) でのリモートプレイ
- リモートプレイは、インターネットやWi-Fiを通じて、PS5やPlayStation 4本体からゲームをストリーミングし、スマートフォンやタブレット (iOSおよびAndroid) 、PCやMacなどのデバイスでプレイすることができる機能です。本機能によって、PS5やPS4本体が設置された部屋にいないときでも、お気に入りのゲームをプレイすることができます。(※1)
- 本日から、Android TV OS 12搭載機器において、リモートプレイ用アプリ 「PS Remote Play」 をご利用いただけるようになりました。(※2)
- 現時点で動作確認済みの機器は以下の通りです:
– Chromecast with Google TV (4Kモデル) - これらの機器でリモートプレイを使用する際は、ご利用のAndroid機器でPS Remote Playアプリをダウンロードし、インストールしてください。
- リモートプレイに関する詳細は、こちらをご覧ください。
PS Appのアップデート
今月中には、iOS/Android向けスマートフォン用アプリ 「PS App」 のアップデートを通じて、PS5本体と同様に、絵文字でメッセージにリアクションを追加したり、パーティーに参加する前にシェアスクリーンのプレビューを見ることができる機能がPS Appにも追加される予定です。
ベータ版で発表済みの機能
ベータ版に含まれていた機能も、本日から全世界に向けて配信を開始します。
新しいアクセシビリティ機能
- 2個目のコントローラーでアシスト。ひとつのアカウントに対して、2個目のコントローラーを 「アシストコントローラー」 として割り当てることができるようになりました。ふたつのコントローラーでの操作がひとつのコントローラー操作として扱われます。誰かと一緒に協力してゲームをプレイしたり、難しい操作が必要なパートで友人やお子さんのプレイを手伝ったり、新たな形のゲーム体験が可能になる機能です。
- アシストコントローラーを利用できるようにするには、[設定] > [アクセシビリティ] > [コントローラー] > [2個目のコントローラーでアシスト]を選び、[アシストコントローラーを使う]をオンにします。
- アシストコントローラーは、DualSense ワイヤレスコントローラーおよびDualSense Edge ワイヤレスコントローラー、サードパーティー製のPS5対応コントローラーをメインコントローラーとして使用している場合に利用できます。(※3)
- システム操作時のハプティックフィードバック。PS5のホーム画面の操作において、ハプティックフィードバックを有効にできるようになりました。本機能はDualSense ワイヤレスコントローラー、DualSense Edge ワイヤレスコントローラー、PlayStation VR2 Senseコントローラーを使用している場合にご利用いただけます。
- 本機能を有効にすると、たとえばカーソルを移動したとき、スクロール可能なセクションの終端に達したとき、オプションを有効化したとき、通知を受け取ったとき、ゲームを起動したときなど、さまざまな操作に応じた反応をハプティックフィードバックで感じていただけます。没入感の向上に加えて、視覚や聴覚障がいのある方を触覚を通じてサポートする機能です。
- 有効化するには、[設定] > [アクセシビリティ] > [コントローラー]を選び、[ホーム画面のハプティックフィードバック]をオンにします。
Dolby Atmos対応機器のサポート
- Tempest 3DオーディオがDolby Atmos対応のHDMI機器 (サウンドバー、テレビ、ホームシアターシステムなど) でお楽しみいただけるようになりました。Tempest 3Dオーディオが作り出した音がDolby Atmos対応のHDMI機器に出力されることで、天井スピーカーにも対応し、より濃密な没入感でPS5のゲームをプレイしていただけます。(※4)
- Dolby Atmosを有効にするには、[設定] > [サウンド] > [音声出力] >[音声フォーマット (優先) ]で[Dolby Atmos]を選んでください。
ソーシャル機能の向上
- パーティー機能のUI向上。フレンドをグループに自動的に追加したり、新しいグループを作成することなく、一時的にプライベートパーティに招待できるようになりました。また、オープンパーティーおよびプライベートパーティーの招待をグループ宛てに送ることができるようになりました。
- シェアスクリーンのプレビュー。参加可能なパーティーにシェアスクリーン中のプレイヤーがいると、シェアスクリーンのプレビュー画像が表示されるようになりました。自分がパーティーに参加していない状態でもプレビューを見ることができます。
- フレンドのゲームセッションに簡単に参加。フレンドタブで、一緒にプレイできるアクティビティーを行なっているフレンドがわかりやすくなりました。
- 参加できるゲームをプレイしているフレンドには、参加可能であることを示すアイコンが表示されます。
- オプションボタンを押して[ゲームに参加]を選ぶと、直接フレンドのゲームに参加できます。また、フレンドのプロフィールカードで (参加) を選んでもゲームに参加できます。
- ゲームハブにトーナメントタイルが追加。ゲームハブで、そのゲームのトーナメントに参加した回数や最高順位、次のトーナメントの開始時刻が表示されるようになりました。トーナメントタイルを選択することで、すべてのトーナメント一覧を見ることができます。
- 絵文字でメッセージにリアクションを追加。メッセージに対して絵文字でリアクションを追加できるようになり、より素早く、簡単にフレンドとコミュニケーションがとれるようになりました。
利便性の向上
- ライブラリー内でゲームを検索。ゲームライブラリー内にあるゲームを検索できるようになりました。
- ゲームヘルプの改善 (※5) 。ゲームヘルプカードを改善しました。
- これまで表示していた[進行中]のアクティビティーに加えて、[利用可能]、[以前に利用可能]、[開催予定]、[完了]のアクティビティーも確認できるようになりました。
- 選択した項目の内容がカード右側に表示されるようになり、アクティビティーの目標やヘルプにアクセスしやすくなりました。
- 新機能の発見。設定に[使い方ヒント]のセクションが新しく追加され、PS5を使いこなすためのヒントや、新機能に関する情報にアクセスしやすくなりました。
- [設定] > [ユーザーズガイドとヒント、健康のためのご注意、その他の情報] > [ユーザーズガイドとヒント] > [使い方ヒント]を選ぶと、すべての使い方ヒントを選んで表示できます。
- PS5の起動音をミュート。PS5の電源を入れる時や切るとき、PS5をレストモードにするときに鳴る 「ピッ」 という音の音量が調節できるようになりました。
- [設定] > [システム] > [ビープ音]で設定できます。
- [音量]でビープ音の音量を調節します。
- [ビープ音を消音]をオンにすると、ビープ音が鳴らなくなります。
大容量のM.2 SSDへの対応
- PS5本体ストレージの拡張に使用可能なM.2 SSDの最大容量が8TBに拡大されました。(現状は最大4TB)
- 重要:PS5でご利用いただくM.2 SSDは、こちらのページに記載されている一定の要件を満たしている必要があります。PS5用にM.2 SSDや放熱構造を購入される前に、上述のページを必ずよくお読みいただきますようお願いいたします。
(※1) リモートプレイ機能を使用するには、最低5Mbps のブロードバンドインターネット接続環境が必要です。より良いプレイ体験のためには15Mbps 以上の高速な接続環境を推奨します。プレイ体験と接続品質は、ネットワーク環境によって異なる場合があります。VRヘッドセット(PlayStation®VRもしくはPlayStation®VR2)を必要とするゲーム、および追加の周辺機器(ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK®4)、DualSense ワイヤレスコントローラー、 DualSense Edge ワイヤレスコントローラーを除く)を必要とするゲームは対応しておりません。
(※2) PS Remote PlayはAndroid TV OS12搭載端末においてダウンロード可能ですが、パフォーマンスは使用するデバイスによって異なる場合があります。使用するテレビやモニターは、低遅延のゲームモードに設定することをお勧めします。Android TV内蔵のテレビやChromecast with Google TVの電波の状況により、ワイヤレスコントローラーで入力するときに遅延が発生する場合があります。
(※3) DualSense Edge ワイヤレスコントローラーは、アシストコントローラーとして使用できません。また、DualSense ワイヤレスコントローラーの一部機能(モーションセンサーやハプティックフィードバック、アダプティブトリガーなど)は、アシストコントローラーとして使用している際にはご利用いただけません。
(※4) メディアアプリにおいては、将来的にPS5用のアプリがアップデートされると、Dolby Atmosによる没入感溢れる音響体験を映像コンテンツでお楽しみいただくことが可能です。(なお、アップデートの提供はメディアサービス配信各社様によるものになります)
(※5) ゲームヘルプのご利用にはPlayStation®Plusの加入が必要です。
(画像提供:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)