現地時間9月10日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは新型コンソールとして ｢PlayStation 5 Pro (PS5 Pro)｣ を発表した。
国内販売価格は119,980円(税込)で、発売は2024年11月7日を予定。発売に先立ち、9月30日(月)午前10時より予約受付を開始する。米国では699.99ドル、欧州では799.99ユーロで発売する。
｢PS5 Pro｣ 11月7日に発売、9月30日より予約開始
PS5のリードアーキテクトを務めるマーク・サーニー氏によると、本モデルは熱心なゲームプレイヤーやゲームクリエイターからの要望を受けて開発されたとのこと。より高い画質で60fpsの滑らかなフレームレートを実現し、ゲーム体験を次のステップに引き上げるコンソールとなる。
｢PS5 Pro｣ の最大の特徴は、GPUのアップグレードによるグラフィック性能の向上。先進的なレイトレーシングやPlayStation Spectral Super Resolution (PSSR) などの機能によって、通常モデルよりも高い映像品質を実現する。
搭載するGPUは、現行GPUと比較してコンピュートユニット数が67%増加しているほか、GPUメモリも28%の高速化している。これによって、ゲームプレイ時のレンダリング速度が最大で45%アップするという。
そして、従来よりも強力なレイトレーシングを追加し、光の反射・屈折がよりダイナミックに。光線の処理速度が現在のPS5コンソールの2倍、時には3倍にまで向上するとのことだ。
さらに、AIを活用した解像感の向上機能として ｢PlayStation スペクトルスーパーレゾリューション (PSSR)｣ を導入する。本機能は、機械学習ベースの技術を活用したAIによるアップスケーリング。映像のディテールを大幅に追加することで、鮮明なビジュアルを実現する。
PS5でプレイできるゲームはPS5 Proでもプレイすることができ、ユーザーインターフェースおよび各種ネットワークサービスもPS5と共通となる。
さらに、PS5 Proにはゲームブースト機能を搭載し、8,500以上のPlayStation 4ゲームをプレイすることができる。このゲームブーストにより、対応するPS5およびPS4ゲームのパフォーマンスが安定したり、向上する場合があるとのこと。さらに、PS4ゲームの画像品質を向上させる設定を有効にすることで、一部のPS4ゲームで強化された映像表現が楽しめる。
PS5 Proは最新の無線通信技術であるWi-Fi 7もサポートしており、対応機器があれば高速に通信することが可能だ。また、VRR (可変リフレッシュレート) および8Kでのゲームプレイにも対応するとのことだ。
本体サイズは、オリジナルのPS5 (2023年11月に販売終了) と同じ高さで、幅は現在販売中のPS5と同じであるとのこと。なお、本体のストレージには2TB SSDを搭載し、DualSenseワイヤレスコントローラーが1台同梱される。
Ultra HD Blu-rayディスクドライブは非搭載で、必要な場合はPS5 デジタル・エディション用のディスクドライブ
また、これまでPS5プラットフォーム向けに発売してきたアクセサリ製品はPS5 Proでも利用することが可能。PlayStation VR2や各種PlayStation Portal リモートプレーヤーも利用可能だ。
PS5 Proは、2024年11月7日(木)に発売予定。予約は9月30日(月)午前10時よりECサイトを含む全国のPlayStation取り扱い店舗にて受け付ける。
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(画像：ソニー・インタラクティブエンタテインメント)