今年、Appleは3種類のiPhoneを発売する予定。そのうち1機種はエントリーモデルのiPhone 11、2機種はハイエンドモデルのiPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Maxになると予想されている。
しかし、AppleはiPhone 11のさらに下位グレードとなるiPhoneを発売することを計画しているのかもしれない。日本経済新聞が4日、Appleが2020年春にiPhoneの廉価モデルを発売すると伝えた。
2020年春にiPhoneの廉価モデルが登場
日本経済新聞によれば、Appleは4.7インチの液晶画面を搭載したiPhoneを2020年春に発売するとのこと。この端末は2016年に発売した 「iPhone SE」 の後継機種になるとの予測。
画面には 「iPhone 8」 と同じものが採用されるものと予想され、高価な有機ELディスプレイではなく、安価な液晶ディスプレイを搭載することで価格を抑えたモデルになるとみられる。部品の一部は2019年秋に発売する新型iPhoneと共通化が図られるが、おそらくiPhone 8をベースにした端末になるのではないだろうか。
現時点では詳しい価格は不明だが、Samsungの 「Galaxy A30」 などに競合製品に対抗するため、同じ価格帯の4万円前後になるものとみられている。
昨今は中国経済の減速などでiPhoneの販売が全体的に落ち込んでいる状況にある。ここで廉価モデルを投入することで、SamsungやHuaweiなどの安価なスマートフォンに対抗する狙いがあるようだ。
今回の報道では詳しいスペックなどについては触れられていないが、過去に販売したiPhone SEを例に取るなら、おそらくハイエンドモデルほどの性能は持っていないものの、1〜2世代ほど前のプロセッサを搭載したモデルになることが予想される。
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