AppleのARメガネはやっぱりあった。iOS 13ベータ版から存在が確認される コードネーム名はStarboardやGarta

AppleはARメガネを極秘で開発していると数年前から噂されているが、今年7月に台湾メディアDigiTimesが同メガネの開発が終了したことを報じ、一部のユーザーをガッカリさせた。

しかし9月2日、開発者向けに配信されている次期iOS 「iOS 13」 の内部ビルドの中から、Appleが開発しているARメガネの存在に関する情報が新たに見つかった。海外のApple系メディアMacRumorsが報告した。やっぱりAppleのARメガネはあったんだ。

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開発コードネームは「STARBoard」もしくは「Garta」?

MacRumorsによると、噂のARメガネの存在は 「iOS 13」 の内部ビルドの中で確認することができたという。つまり、DigitTimesの報告とは異なり、AppleがARメガネの開発を継続している可能性が高いということになる。

ただし、ARメガネというよりもARヘッドセットに近いようで、同製品にはiPhoneからヘッドマウントモードの切り替えが可能な 「STARTester」 アプリが用意されているという。MacRumors曰く、このアプリはおそらくテスト目的で用意されたもので、このアプリからARヘッドセットには 「頭に装着した状態(着用)」 と「手に持った時の状態(保持)」 のモードが用意されていることが分かったという。

さらに、MacRumorsのもたらした情報から、Appleが開発しているARメガネ・ヘッドセットには 「STARBoard」 あるいは 「Garta」 というコードネームがつけられている可能性があることがわかった。

「iOS 13」 ベータの中にステレオAR対応アプリ用の 「StarBoard」 システムシェルを説明する内部READMEファイルが確認されている。さらに、このファイルには 「Garta」 という単語が登場するとのこと。これは以前、AppleがARメガネを開発していると噂された時に報じられた 「T288」 というプロトタイプのひとつである可能性が指摘されている。

そのほかにも、「iOS 13」 ベータの中には 「ARStarBoardViewController」 「ARStarBoardSceneManager」 のようにAR製品の開発に関連するワード (「STARBoard Mode」 「View」 「Scenes」 など) が多数出てくることから、AppleがAR製品を開発していても決しておかしくはないだろう。

一度はDigiTimesによって開発中止が報じられたAppleのAR製品だが、やはり開発は継続していたようだ。これまでの噂では、2020年にAppleはAR関連製品を発売するというのが濃厚。同製品には 「rOS」 というOSが搭載されると報じられていることから、もしかすると来年6月に開催される開発者向けイベント 「WWDC 2020」 あたりでお披露目になる可能性がありそうだ。

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