今秋、Googleは新型スマートフォン 「Pixel 4/4 XL」 を発売する。
すでにGoogleからは 「Pixel 4/4 XL」 に関する情報が公開されており、新機能の一部や製品デザインについては明かされていることも多いが、現地時間8月7日に9to5Googleが 「Pixel 4/4 XL」 の詳細スペックを独占情報として報じているため、当記事で詳しく紹介したい。
Pixel 4のスペック詳細が明らかに
今回9to5Googleが報じた情報は、主に内蔵プロセッサやディスプレイ、背面カメラなど 「Pixel 4/4 XL」 に内蔵されるパーツ・モジュールに関する情報だ。
まず画面についてだが、「Pixel 4/4 XL」 には最大90Hzのリフレッシュレートの画面が搭載される予定であるとのこと。
リフレッシュレートは1秒間に何回書き換えが行われるかを示したもので、この回数が多ければ多いほど滑らかな描写が可能だ。先代の 「Pixel 3/3 XL」 の画面は60Hzだったため、次期モデルはより滑らかな描写が可能になるはずだ。ちなみに、Googleは 「スムーズディスプレイ」 と呼んでいるという。
画面サイズは 「Pixel 4」 が5.7インチ、「Pixel 4 XL」 が6.3インチで、画面解像度は 「Pixel 4」 がFull HD+、「Pixel 4 XL」 がQuad HD+になるとのこと。画面は有機ELディスプレイを採用する。
内蔵プロセッサは、どちらもSnapdragon 855。RAM容量は6GBで、ストレージ容量のラインナップは64GBと128GBモデルが米国では用意されるようだ。
背面には両モデルともに同じ性能のデュアルレンズカメラが搭載される予定で、ひとつは位相差AFに対応した1,200万画素の広角レンズ、もうひとつは1,600万画素の望遠レンズが採用されるという。
バッテリー容量は 「Pixel 4」 が2,800mAh、「Pixel 4 XL」 が3,700mAhで、先代モデルからややバッテリー容量が増減する見込み。参考までに 「Pixel 3」 のバッテリー容量は2,915mAh、「Pixel 3 XL」 は3,430mAh だった。
最後はスピーカーとセキュリティチップについてだが、Pixel 4シリーズにはどちらにもステレオスピーカーが搭載される予定だという。さらに 「Pixel 3」 に搭載されていたTitan Mセキュリティモジュールが引き続き搭載される予定で、ユーザーのプライバシーを守ることが可能だという。
上記情報を踏まえ、これまでのリーク情報を合わせるとPixel 4/4 XLのスペックは以下の表の通りになる。
Pixel 4 | Pixel 4 XL | |
---|---|---|
画面 | 5.7インチOLED (Full HD+) リフレッシュレート:90Hz |
6.3インチOLED (Quad HD+) リフレッシュレート:90Hz |
背面カメラ | 12MPの広角レンズ 16MPの望遠レンズ |
|
プロセッサ | Snapdragon 855 | |
RAM | 6GB | |
ストレージ容量 | 64GB / 128GB | |
スピーカー数 | 2基(ステレオ) | |
バッテリー容量 | 2,800mAh | 3,700mAh |
カラー | ブラック ホワイト ミントグリーン |
|
本体サイズ | 147.0 × 68.9 × 8.2〜9.3mm | 160.4 × 75.2 × 8.2〜9.3mm |
価格 | 799〜850ドル | 899〜950ドル |
発売時期 | 2019年10月? |
「Pixel 4/4 XL」 は、2019年秋に発売予定。例年通りであればGoogleは10月に新製品発表イベントを開催し、このタイミングで新型スマートフォンを発表するはずだ。
今年は先行して様々な情報が公開されているため、当日のサプライズはそこまで期待できないかもしれないが、昨年のPixel 3が高価で予想とは裏腹にそこまで売れなかったことから、Googleは価格設定など昨年とは違う戦略を実行する可能性がある。ぜひ今後の情報に注目していただきたい。
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