新型16インチMacBook Proは9月に登場？新型MacBook Airの噂も登場で、全MacBookがリニューアルの可能性

米メディアForbesが、海外の市場調査会社のIHI Marketの上級役員からの情報として、新型MacBook Proや新型MacBook Airに関する情報を伝えている。

同情報によると、以前から期待されている新型MacBook Proは2019年9月に発売されるとのこと。また、MacBook Airも新型MacBook Proと同時に登場するとしていて、もしかすると今秋にはMacBookシリーズ全機種がリニューアルすることになるかもしれない。

新型MacBook Proは2019年9月に発売？

この情報は、米市場調査会社IHI Marketのコンシューマーエレクトロニクス担当副社長Jeff Lin氏が、Forbesに宛てて送ったメールから明らかになったという。

Jeff Lin氏はメールの中で、｢新型MacBook Proは2019年9月19日に発売する｣と予測していると伝えた。また、新型MacBook Proに関するスペックは以下のようになると伝えている。

画面に関しては、これまでの噂通り16インチのものが搭載されるようだ。しかし、ディスプレイは一部報道であった有機ELではなく液晶になるとの予測。新型MacBook Proの画面については、著名アナリストMing-Chi Kuo氏も有機ELディスプレイではなく液晶になると伝えていた。

ただ本当にこれが起こり得るだろうか。もっとも疑問なのはその発売時期。

Appleは今年6月に新型MacBook Proを発売したばかりで、そのわずか3ヶ月後に新型MacBook Proを発表するだろうか。もしそれをしたなら、Appleはユーザーに対してかなり不誠実な行動をしてしまうことになる。

よって筆者個人的には、新型MacBook Proが2019年9月に登場するという今回の情報はやや懐疑的に見ている。

筆者が個人的に気になるのは、新型MacBook Proよりも新型MacBook Airに関する情報だ。

Forbesによると、新型MacBook Airは2019年9月に登場するとのこと。Appleは昨年から今年にかけていくつかの製品をアップデートしている。

例えば、昨年には新型Mac miniが登場したり、今年3月にはiPad mini、iMacの新型モデルが登場するなど、各製品のリニューアルが目白押しだった。

このことから新型MacBook Airが登場する可能性は、割と高いと見ていいだろう。価格や性能のバランスに優れ、コストパフォーマンスの高いMacBook Airに新型モデルが投入されたら、世間はかなり注目するはずだ。

また、今月EEC(ユーラシア経済委員会)に登録された新型Macに関する情報も気になるところ。当時海外メディアは、同登録情報についてMacBook (12インチ) の新型モデルと予想していたが、実際はどの製品がEECに登録されたのか内訳はよく分かっていない。

もしEECに登録されたデバイスの中に新型MacBook Airが含まれていたとすれば、新型MacBook Airと新型MacBook (12インチ) が同時に登場するという可能性もあり得ない話ではないはず。

さらに、一応筆者は懐疑的に見ているが、今回の新型MacBook Proの情報が正しいと仮定するなら、全てのMacBookがリニューアルされる可能性もある。

ただし、ForbesはこれまでなんどもAppleの新製品に関する噂情報を提供してきたが、その的中率はさほど高くない。今回はIHI Marketから得た情報であるとはいえ、過去の実績を踏まえるとまだ信じるには難しい。

他から情報が出てこないうちは信憑性が低い情報と考えておいたほうが無難だろう。ちなみに、このForbesの記事については、同じくAppleの情報を追う海外主要メディアは軒並み伝えていない。

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