今年、Appleは新型iPhoneや新型Apple Watchの他に、複数の新製品を投入することが予想されている。その新製品は新型iPad Proと新型MacBook。
まず、新型iPad Proはホームボタンが廃止されベゼルレスデザインになる。また、それに伴い顔認証機能「Face ID」が搭載され、画面の大型化が起こる可能性も指摘されているが、ここからが新情報。これまでApple製品に関する多数の予想を発表しては的中させてきた著名アナリストMing-Chi Kuo氏によると、新型iPad ProはLightningポートではなく、USB-Cポートが搭載されるとのこと。
新型iPad ProにはUSB-Cポートが搭載か
これはiOSデバイスとしては初めての試み。Kuo氏によると、Appleが開発した18WのUSB-C充電器が同梱される予定で、おそらくはUSB-PDによる急速充電が利用できるようになるとみられる。
今までAppleは新機能の大半はiPhoneに先行投入し、その後にiPadに導入することを続けてきたが、今回はiPhoneではなくiPadに先行投入されることになるようだ。ちなみに、iPhoneには従来通りApple 5W USB電源アダプタとLightning – USBケーブルが同梱される可能性が指摘されている。
MacBookにはいよいよ「Touch ID」が搭載
また、Appleは13インチの画面を搭載した低価格モデルのMacBookを発売すると噂されているが、同デバイスには指紋認証機能「Touch ID」が搭載されることになるという。
この「Touch ID」は、MacBook Pro(2016)で初めて搭載され、2017年モデルと2018年モデルでも引き続き利用することができた。しかし、コンパクトな12インチ「MacBook」と低価格な13インチ「MacBook Air」では利用することができなかった同機能。なんと、新型MacBookでは利用することが可能になるという。
ただし、「Touch ID」が搭載されるからといって「Touch Bar」も搭載されるかは不明。おそらくバッテリー持ちの観点から搭載されることはなさそうだが、むしろTouch Barを必要としないユーザーにとっては嬉しい報告か。
また、13インチ「MacBook」には「Touch ID」が搭載されるということは、12インチ「MacBook」にも搭載される可能性があり、これまでは13インチ「MacBook」が登場すると予想されてきたが、実は12インチモデルと13インチモデルは両方ともアップデートされる予定なのかもしれない。ただ、これを伝えた当のKuo氏は12インチ「MacBook」は、13インチ「MacBook」に置き換えられる可能性を指摘している。
新型iPad ProやMacBookは、早ければ今月12日(日本時間13日)に開催されるスペシャルイベント「Gather round.」で発表される可能性がある。ただし、今回の新製品発表イベントでは新型iPhoneやApple Watchだけの発表にとどまり、それ以外については10月頃に改めて新製品発表イベントを開く可能性も指摘されている。
[ via 9to5Mac ]