Appleは昨年秋に発売した「iPhone X」「iPhone 8 / 8 Plus」で、USB-PDに対応したUSB-C電源アダプタとUSB-C – Lightningケーブルを利用した高速充電機能を初めてiPhoneに搭載した。
この高速充電機能を利用するには、Apple純正ケーブルが必要だったが、今後はサードパーティー製のUSB-C – Lightningケーブルでも高速充電ができるようになるかもしれない。
中国の充电头网がサプライチェーンから入手した情報によると、Appleは各アクセサリーメーカーに対し、MFi認証に「USB-C – Lightning」を加える旨の通達を行っていたとのこと。
サードパーティー製ケーブルでもiPhoneの高速充電が可能に
MFi認証とは、その製品がAppleが定めている特定の基準を満たした公認アクセサリーであることを示すものだ。
現在は「USB-A – Lightningケーブル」をはじめ、「Lightning – 3.5mmケーブル」など多くのケーブルがMFi認証に加わっているものの、依然として「USB-C – Lightningケーブル」はMFi認証の範囲外となっており、USB-Cアダプタを使ってiPhoneやiPadを高速充電するにはApple純正のUSB-C – Lightningケーブルを購入するしかなかった。
しかし、充电头网が伝えている通り、MFi認証に「USB-C – Lightning」が加わることで、今後はサードパーティー製のケーブルを使って高速充電ができるようになるはず。
現時点では詳細な時期などは明らかになっていないが、すでにAppleは各アクセサリーメーカーに通達を行っているとのことから、そう遠くないうちに実現する可能性が高そうだ。
【追記:2018/09/06 2:00】
Macお宝鑑定団Blog[羅針盤]が伝えた情報によると、MFi Accessory Interface Specification for Apple Devices Release R29にUSB-C – Lightning Developer Previewについての記載が追加されることになるとのこと。
記載された仕様は随時更新され、正式版になった時点で製品の申請の受付が開始されることから、サードパーティー製のケーブルの登場は2019年中頃になるのではないか、と予想されている。
[ via iPhone Mania ]