以前からMicrosoftは、デュアルディスプレイを搭載した新型Surfaceを開発していると噂されているが、その存在が社内文書から明らかになったと、海外メディアのThe Vergeが伝えている。
The Vergeによると、この新型端末の存在は漏洩した社内メールから明らかになったとのこと。コードネームは「Andromeda(アンドロメダ)」。昨年あたりから存在自体は確認されていたが、社内の文書から存在が明らかになったのは今回が初めて。これまでは「Windows 10 SDK」の中などにヒントとなるコードが存在していることが報告されていた。
「Andromeda」はデュアルディスプレイ、つまり2つの画面を搭載する。二つ折りが可能で、ポケットに入れて持ち運べるほどコンパクトな端末であるようだ。また、360度の回転ができるヒンジが搭載されているとのことで、今までにはない形の端末が登場することになりそうだ。
すでにいくつかのプロトタイプが製造されているようで、ARMプロセッサの搭載をテストしているとのこと。ただし、最終的にはIntelやQualcommのチップを搭載する可能性もあるとしている。
ちなみに、「Andromeda」のヒントについてはWindows APIの中からも見つかったばかり。最新のWindows Insider Previewのビルド内に「TwoPanel」と書かれたコードが存在することから、ふたつのディスプレイを制御する仕組みが搭載されることが予想されている。
また、ヒンジの開き具合を認識するコードも書かれており、例えば「180度」の開き具合を示す「Flat」や「360度」の開き具合を示す「Full」など様々な状態によって動作が変化するとみられる。
Microsoftは少なくとも2年間、この新型Surfaceの開発を行ってきたとのこと。早ければ2018年後半にも発表される見込みとなっているが、その確固たる証拠になる情報はまだ出てきていない。
@zacbowden @h0x0d @windowscentral #Surface Andromeda Render according to the latest patents pic.twitter.com/CmbvlfETtU
— David Breyer (@D_Breyer) 2017年12月18日