プレステ次世代機の「PlayStation 5(PS5)」は、早くて2019年に登場か。著名リーク者からの情報やアナリスト、市場調査会社などの予測によって「PS5」の発売時期が徐々に定まってきている。
今年3月に海外著名リーカーのMarcus Sellars氏が、各デベロッパーに対して「PS5」の開発キットが配布されていることを明らかにしていたが、SemiAccurateも同様の情報を伝えている。
同メディアによると、「PS5」にはソニーのVRヘッドセッット「PlayStation VR」を根本からサポートするシステムが搭載されているとのこと。また、搭載されるCPUはAMD製8コアZen CPU。グラフィックは同じくAMD製の次世代GPUアーキテクチャ「Navi(ナヴィ)」世代のものが搭載される予定だ。
これらの情報が正しければ、「PS5」の発売は少なくとも2019年以降になる。理由はAMDが発表しているロードマップにあり、「Navi」世代のGPUがリリースされるのは早くて2019年であるからだ。つまり2018年内に「PS5」が登場する可能性はかなり少ない。
SemiAccurateの予測では2018年から2019年の間に発表される予定であるとのこと。あくまでリリースは2019年以降になるということだろうか。
ただし、これはNPDの著名アナリストたちの予想とは少々異なる。アナリストの多くは2020年にPS5がリリースされることを予想している。
業界アナリストのマイケル・パッチター氏は、「PS5」が2018年にリリースされる可能性は非常に低いとし、2019年にリリースされる確率は25%とかなり低く、2020年は75%と予想する。
さらにWccftechは、「PS4 Pro」が発売(2016)されてからまだ日が経っていないことや、今後も「The Last of Us Part II」「Ghost of Tsushima」、コジマプロダクションの「Death Stranding」などのビッグタイトルの発売が控えていることを理由に、「PS5」の発売はまだ先になる可能性が高いと伝えている。Wccftechの予想では、早くても2019年秋以降にリリースされる見通し。他にも、IDC(市場調査会社)の分析では2021年にリリースされるという予測もある。
彼らの予想を考慮するとPS5は早くて2019年にリリースされるが、確率としては依然として2020年が濃厚だ。
ただ、現行の「PS4」発売から早くも5年が経過しようとしていることから、裏では次世代機の開発をスタートさせているだろう。噂ベースの話ではあるが、すでに開発キットが配布されているという情報があることから、発売は割と近いとも考えることもできる。
もし仮に、2019年に新型モデルが登場するのであれば近いうちにソニーから新型モデルについての情報が公開される可能性がある。直近のイベントで可能性があるのは、今年6月に米ロサンゼルスで開催される「E3 (Electronic Entertainment Expo)」だが、果たして新型モデルがお披露目されるだろうか。