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楽天、第4の携帯電話事業者を目指し新会社を設立へ 1.7GHz帯と3.4GHzの周波数帯の割当を申請

楽天モバイル

現在、日本国内にはNTTドコモやKDDI、ソフトバンクの三大移動体通信事業者が存在するが、これに楽天も国内の携帯電話事業に参入する予定であることがわかった。日本に再び第4の携帯電話事業者が誕生するかもしれない。

日本経済新聞によると、楽天は2018年1月に総務省が新たに割り当てる携帯電話事業向け周波数帯の取得を申請し、2019年度内に同サービスを提供する方針を固めたことが明らかになった。

楽天は2018年1月にも携帯電話事業を行う新会社を設立予定。さらに2025年までに最大6000億円を投資し、全国に基地局などの関連施設を設置する予定。これが実現すれば、イーモバイル以来となる第4のキャリアが誕生することになる。

 

楽天が取得を目指している周波数1.7GHz帯と3.4GHzは、もともと防衛省が利用していたものだが、今後携帯電話事業向けに解放することが発表されている。 

楽天は2014年からNTTドコモの回線を借りて格安スマホ事業「楽天モバイル」を提供しているが、格安スマホということで1契約あたりの収入が少なく、ドコモに支払う接続料もあって利益率はそこまで高くないというのが現状。先日、「FREETEL」の通信事業を買収し、MVNOサービスの中でシェアNO.1に躍り出ることに成功したものの、あくまでそれはMVNOサービス全体の話。多くのユーザーはいまだに大手キャリアの回線を利用していることから、この層の顧客を奪いたいところ。

楽天がもし携帯電話事業を開始することができたとしたら、まずは都市部からサービスを展開する予定。ただし、エリア外に関してはドコモの回線を利用することになるとみられる。

日本の通信事業の歴史で、第4の通信キャリアが誕生するのは初めてのことではない。これまでも、ウィルコムなどがサービスを実施してきたがいずれも失敗に終わっている。全国に基地局を設置する必要があるなど、莫大な投資が必要になることから実現の道のりは困難を極める。

しかし、楽天ほどの大企業であれば、実現することも可能かもしれない。楽天の持つECサービスなどとうまく組み合わせることで加入者を増やすことができるのか、また楽天が提供するサービスの魅力は何になるのか、注目が集まる。

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