NTT東日本・西日本が提供する「フレッツ・ADSL」が、2023年1月31日にサービスを終了することが決まった。さらに、「フレッツ・ISDN」の新規受付も2018年11月末に終了する。NTT東日本、NTT西日本が発表した。
今回、サービス提供終了と新規受付終了を発表した「フレッツ・ADSL」「フレッツ・ISDN」は、光回線による高速インターネット網の発達やスマートフォンの普及増加、さらに光回線の料金体系がADSL並みに下がってきたことから加入者が減少していた。「フレッツ・ADSL」については保守部品の調達もできなくなることから、サービスの継続は難しいとのこと。
「フレッツ・ADSL」が終了するのは、「フレッツ・光」のサービスが提供されているエリア(約68万件)で、光回線が利用できないエリア(約16万件)については引き続きADSLサービスの提供を行う予定。
同サービスの終了と同時に、NTT東西は光回線への移行を進める。NTT東日本はADSLやISDNから光回線に移行する際の敷設工事費用を無料にするサービスを提供することを発表。この無料サービスは2018年5月31日まで提供される予定だ。
ちなみに、「フレッツ・ISDN」の新規受付も2018年11月に終了することが発表されているが、保守部品の調達が依然として可能で、ISDNサービスは法人向けに需要があることから、同サービスの終了時期についてはまだ未定となっている。
[ via Engadget 日本版 ]