先週21日、任天堂は待望の新作ゲームアプリ「どうぶつの森 ポケットキャンプ」をApp Store、Google Playストアにリリース。現在、多くのユーザーが同ゲームを楽しんでいるとみられる。
期待されていた「どうぶつの森(通称:どう森)」シリーズ最新作となる同作品だが、そのゲーム性はユーザーによって評価が分かれるところ。シリーズを通して遊んでいる筆者としては「そこそこの出来かな」と満足しているのだが、このほど同ゲームがどれだけのユーザーに遊ばれているのかが、SensorTowerの調査によって明らかになっているので紹介したい。任天堂の期待の新作が、果たしてどれほどのユーザーに遊ばれているのだろうか。
リリースから1週間で1,500万ダウンロードを記録
SensorTowerの調査によると、「どうぶつの森 ポケットキャンプ」は、リリースから1週間で約1500万ダウンロードを記録したとのこと。調査対象はiOSとAndroid両方なので、世界中の1,500万人が同ゲームを遊んでいる(もしくは遊んだ)とみられる。
これは、任天堂の初めてのゲームアプリ「スーパーマリオラン」に比べるとやや物足りない数字。「スーパーマリオラン」は、最初の6日間で3,200万回ダウンロードされたことから、アプリ版「どうぶつの森」はマリオランに比べて約半数のユーザーを獲得したということになる。
ただし、「スーパーマリオラン」の場合は、マリオの知名度があまりに高すぎるため、比較するには少々酷かもしれない。参考までに、「ポケモンGO」の初週のダウンロード数は680万回(当初リリース地域は限定的だったが)、「ファイアーエムブレム ヒーローズ」のダウンロード数は約700万回。これらに比べて1.5倍以上のユーザーを獲得できた「どうぶつの森 ポケットキャンプ」はかなり人気アプリであると捉えてもいいのではないだろうか。
任天堂にとって、モバイルゲームアプリ分野は大きな収入を生むチャンス。「どうぶつの森 ポケットキャンプ」は基本プレイ無料でアイテム課金制となっており、「スーパーマリオラン」のように買い切り制でないものの、同じ基本プレイ無料アイテム課金制を採用した「ファイアーエムブレム」が好調であったことから、アプリ版「どうぶつの森」が任天堂の決算にどれほど好影響を与えることができるのか、世界的に注目されている。
また、任天堂はこの他にも「ゼルダの伝説」シリーズのゲームアプリを開発中であるとも噂されている状況。同作に関する情報はほとんどない状態が続いているが、任天堂のゲームアプリ戦略には今後も期待が持てそうだ。