先月22日に発売した新型iPhoneの「iPhone 8 / 8 Plus」。まだ発売から1ヶ月も経っていない状況だが、早くも生産量が減少する様子だ。
Appleはサプライヤーに対して、「iPhone 8」シリーズの生産を半減させるよう要請していることが判明した。台湾メディアのEconomic Daily Newsが伝えている。
同メディアによると、Appleは「iPhone 8 / 8 Plus」の11~12月の月生産量を、1,000~1,200万台から500~600万台に減少させるよう通達したとのこと。
やはり「iPhone X」の登場を待つユーザーが多い
減産の主な理由は、「iPhone X」の登場が控えていることや、「iPhone 8」シリーズの売れ行きが当初の予想を下回っている可能性が挙げられる。
一部では、予想以上に「iPhone 8」シリーズが売れていると報じられていたが、わずか1~2ヶ月で生産を半減させるシナリオをAppleが事前に描いていたとは考えづらい。経済日報は、この減産を受けて、「iPhone 8」の生産を請け負っていた企業は大打撃になるのではないかと推測している。
ただ、減産を前向きに捉える見方もある。大本命の「iPhone X」の発売が約10日後に迫っているからだ。
例年のナンバリングから逸脱した次世代端末は、デザインが変更されただけではなく、ワイヤレス充電や顔認証機能などの新機能が搭載され、多くのユーザーから期待されている。
価格は12万円を超える高額な端末にはなるが、中には「iPhone 8」をスルーして「iPhone X」を購入するユーザーも多い。それだけに品薄が予想されているわけだが。
「iPhone X」の需要がどれだけあるのかは未知数だが、それもまもなく明らかになるだろう。「iPhone X」の予約受付は10月27日(金)午後16時01分から、発売日は11月3日(金)。
[ via 9to5Mac ]