Adobeは現地時間10月18日、クラウドストレージ上から写真を編集することで、どのプラットフォームからでも編集を可能にする「Adobe Photoshop Lightroom CC」を発表している。
クラウドストレージ上で写真編集を行う新しいスタイル
今回発表された「Adobe Photoshop Lightroom CC」は、クラウドストレージ上にある写真を使うことで、どのプラットフォームからでも編集が可能になる”クラウドファースト”な写真編集アプリ。昨年に「Project Numbus」として発表されていたものになる。
同アプリの最大の特徴は、上記で述べた通りクラウドストレージに対応していること。クラウドストレージ「Creative Cloud」上にある写真を編集することで、PCだけでなく、iOSやAndroidのスマートフォン・タブレットや、Webブラウザ上で編集ができるようになる。
編集した写真は自動的に「Creative Cloud」に保存されるため、各プラットフォームからスムーズに編集を行ったり、複数ユーザーによる共同での編集も可能。また、編集した写真はオリジナルの写真を上書きしないように保存されるため、元の写真を再度編集することもできるようだ。
料金プランは、Creative Cloudプラン・Lightroom CC プラン・Lightroom モバイルプランの3種類。それぞれの詳細は以下の通りだ(表示価格は全て税抜)。
Creative Cloudフォトプラン:月額1,980円
Lightroom CC、モバイル版およびWeb版Lightroom、PhotoshopCC、プレミアム機能付きのAdobe Spark、Adobe Portfolioと1TBのクラウドストレージが含まれる。既にCreative Cloudフォトプランを利用しているユーザーには、初年度のみ月額1,480円の特別価格で提供。
Lightroom CC プラン:月額980円
Lightroom CC、モバイル版およびWeb版Lightroom、プレミアム機能付きのAdobe Spark、Adobe Portfolioと1TBのクラウドストレージが含まれる。
Lightroom モバイルプラン:月額480円
モバイル版Lightroom、100GBのクラウドストレージが含まれる。
Creative CloudプランにはLightroom CCが含まれるため、ストレージ容量が20GBに増量されるほか、Lightroom CC、モバイル版およびWeb版Lightroom、Lightroom Classic CC、Photoshop CC、プレミアム機能付きのAdobe Spark、Adobe Portfolioと20GBのクラウドストレージが含まれるとのこと。Creative CloudコンプリートプランのメンバーもLightroom CCを使うことができる。
ちなみに、従来から提供されていた「Adobe Photoshop Lightroom CC」は、今後は「Adobe Photoshop Lightroom Classic CC」という名称に変更されて提供されることになる。こちらを利用したい場合は名称の間違いに気をつけるようにしよう。
今回の発表の詳細が気になる方は、Adobeのプレスリリースへどうぞ。
[ img via Adobe.com ]