現地時間26日、Mozillaはウェブブラウザ「Firefox Quantum」を発表。従来のブラウザ「Firefox」に比べて、パフォーマンスが大幅に向上されていることがわかった。
「Firefox Quantum」は、従来までの「Firefox」の後継ブラウザ。本体であれば、「Firefox 57」としてリリースされるはずだったが、今回のアップデートで大幅にパフォーマンスが向上したことから、新しく「Firefox Quantum」と名付け、今回のパフォーマンス向上を広く伝えることが目的であるとのことだ。
「Firefox Quantum」には、「Project Quantum」で生まれた次世代CSSエンジンが搭載されており、各デバイスに搭載されているマルチコアCPUを最大限に活用することでWEBページのレンダリング処理を高速化した。この結果、従来の「Firefox」に比べて2倍早く動作させることに成功したとのこと。
また消費メモリも、Google Chromeに比べて30%程度少なく済むとし、快適なブラウザ環境を提供できることをアピールしている。
また、新たにPhotonと呼ばれる新UIも採用されており、タブの形状が角丸から四角になるなど、一部のデザインが変更になっている。
「Firefox Quantum」は11月14日に正式リリース予定で、現在ベータ版が公開されている。デスクトップ版だけでなく、iOS/Android版もリリースされる予定だ。
[ via MacRumors ]