今年5月、NTTドコモがSIMロックの解除条件を緩和し、分割払い・一括払いともにSIMロックの解除までの期間が大幅に短縮されたが、その流れにKDDIも追随することが明らかになった。
KDDIは公式サイト上で、2017年8月1日以降からSIMロック解除の受付条件の一部を変更する旨を案内。ドコモと同様、分割払い・一括払いともにSIMロック解除までの期間が大幅に短縮されることになる。
分割払い・一括払いともに条件が大幅に緩和 ただし注意点も
これまで、KDDIは端末購入日から181日目以降でなければSIMロックの解除ができなかったが、今回の発表内容によると、分割払いの場合は101日目以降であれば解除が可能になり、一括払いの場合は即座にSIMロックが解除できるようになるという。
これらの変更が適用されるのは、分割払いは2017年8月1日から、一括払いは2017年12月1日からとなる。
注目すべきは、分割払いの場合でも、契約している回線でのSIMロック解除の実績がある場合は、前回のSIMロック解除受付日から101日目以降であれば即日解除が可能になるという点。こちらの条件はドコモと同様だ。
また、2017年12月1日以降は、すでにauの回線を解約していても、解約日から100日以内であればSIMロックの解除が可能になる。料金を抑えるためにすぐに格安SIMに乗り換えてしまっても、100日以内に解除手続きをすれば問題なしだ。
ただし、注意しなければならない点がいくつかある。まずは一括払いの場合でも、機種代金の一部をauが負担する「au購入サポート」などが適用されている機種は、2018年1月以降、購入日から100日以内の場合は手続きを行うことができない。
次に、これまで可能だった中古スマホのSIMロック解除ができなくなっていること。KDDIはドコモやソフトバンクとは違い、唯一中古スマホのSIMロックの解除が可能だったが、SIMロック解除を行う場合、新たに”契約者本人による端末の購入履歴“が必要になったため、2017年12月1日からはそれが不可能に。
SIMロック解除までの期間が短くなったとはいえ、これらについては注意が必要なので、今後SIMロック解除を行う場合は条件をしっかり確認しておくようにしよう。
今回の発表内容について詳しく知りたい場合は、KDDIのニュースリリースへどうぞ。