今後、iMessageを活用して企業のカスタマーサポートに問い合わせができるようになるようだ。Appleは今年の秋に次期iOSの「iOS 11」をリリースする予定だが、同アップデートでiMessageのあり方を少しだけ変更する予定らしい。
TechCrunchによると、Appleは「メッセージ」アプリをただのメッセージのやり取りの場に留めずに、一般企業に開放。
「メッセージ」アプリ上で、カスタマーサポートを提供してもらい、必要に応じて決済環境も提供するという。ユーザーは、iMessageから各企業にコンタクトをとり、必要な情報を入手することが可能になるようだ。
「iOS 11」は、iMessageで企業とのチャットが可能に
この機能の名称は「Business Chat」。個人的にはiOSがとても便利になる予感がするのだが、この仕組みは決して新しい試みではない。
というのも、「Facebook Messenger」や「LINE」などのメッセージアプリでは、すでに同じような仕組みが企業向けに開放されていて、ビジネスチャットとしてチャットボットの活用も積極的に行われているから。さらには、同チャット内で決済が完了できる仕組みも完成しており、すでにこの機能を活用している人も少なくない。
すでにプラットフォームが完成しつつある分野になぜAppleが食い込んでいく必要があるのだろうか。
これは、iOSならではの理由があると思われる。具体的に言うと、他のサードパーティアプリとは違い、AppleはiOSのすべての機能を使うことができるから。
「Business Chat」では、地図アプリやSafari、Siri、スポットライト検索などから直接企業名を検索することで、すぐにiMessageでのチャットが可能になるとみられる。
さらに、「Apple Pay」を活用することで決済機能が利用できる上に、カレンダーやリマインダーなどAppleが提供しているサービスをフルに活用することができるようになるとのこと。ユーザーをサポートする体制は万全と言って良さそうだ。
同機能の詳細は、6月9日のWWDC内セッション(日本時間6月10日午前2時)で明らかにされるとのこと。iPhoneやiPad、Apple Watchで使えるようだが、Macが入っていないことから、macOSに関しては対応はまだ少し先になるのかもしれない。
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