昨日からAppleは米サンノゼで開発者向けのイベント「WWDC 2017」を開催中。初日の6日(火)には基調講演が行われており、今年の秋にリリース予定の次期OSが次々と発表された。
魅力的な新機能が多数公開されたことから、今秋の正式リリースに期待に胸を膨らませている人もいるかもしれないが、一つだけ注意しておく必要があることがある。それは、旧世代「iPhone」と「Apple Watch」を同時に使用している人の場合について。
昨日の発表内容によれば、次期iOSの「iOS 11」と次期watchOSの「watchOS 4」は、インストールできる条件が異なる。
「watchOS 4」は今までに販売されてきたApple Watchであれば、全てのモデルがインストール可能だが、それはあくまで「iOS 11」をインストールしたiPhoneがあるのが前提。なぜなら、watchOSはiPhoneを経由してインストールすることになるからだ。
「iOS 11」に関しては、「iPhone 5 / 5c」が対応端末からドロップアウトしてしまっていることから、もし「iPhone 5 / 5c」以前のiPhoneを使っている場合は「iOS 11」をインストールできないがために、「Apple Watch」に最新OSの「watchOS 4」をインストールすることができない。
iPhone | iPad | iPod touch |
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iPhone 7 |
12.9インチ「iPad Pro」第1世代 |
iPod touch (第6世代) |
「iOS 11」と「watchOS 4」については昨日の発表にもあったように多数の新機能が追加される予定。もし今年の秋からこれらの最新OSを使いたいと考えているならば、長く使い続けるためにも、ぜひ最新の端末もしくは1世代前の端末を購入することをお勧めする。
iPhoneの最新端末は2016年9月に発売した「iPhone 7」シリーズで、端末価格は最も安いモデルで72,800円(税抜)だ。もし高く感じるようだったら一世代前の「iPhone 6s」や、「iPhone 5 / 5c」と同じ4インチサイズの「iPhone SE」もある。価格は「iPhone 6s」が61,800円(税抜)から、「iPhone SE」が44,800円(税抜)から。
ちなみに、「iOS 11」と「watchOS 4」がリリースされる2017年秋には、新型iPhoneの「iPhone 8 (仮)」が発表される予定だ。同モデルは従来モデルからの大幅なアップデートが予定されていることから、今すぐに新しいiPhoneを購入するのではなく、新型iPhoneの発表を待ってみるのもありかもしれない。
[ via 9to5Mac ]