Google、Gmailアプリに「スマートリプライ」機能を追加へ 受信メールから返信内容を提案

Googleは本日開催した「Google I/O 2017」で、「Google Assistant」「Google Home」などの様々な新機能を明らかにしたが、同時にiOS/Android向け「Gmail」アプリにも新機能が追加されることがわかった。

追加される機能は「スマートリプライ」機能。すでにチャットアプリ「Google Allo」などでも利用可能だが、これがいよいよ「Gmail」にもやってくる。

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サービス開始当初は英語のみで利用可能 徐々に対応言語は増える予定

この「スマートリプライ」機能についてご存知ない方のために、少々解説をしておこう。この機能は、受信したメールの内容をGmailが解析し、それに見合った返信内容を自動で作成してくれる提案機能。

2015年に「Inbox by Gmail」で初めて公開された機能だが、2016年にはAIアシスタントが搭載した「Google Allo」アプリや「Android Wear」でも利用可能になっていた。

モバイル版「Gmail」アプリでは、スマートリプライによる提案内容が受信メールの下に3つだけ表示される。

ユーザーはこれらの提案の中からひとつを選択し、文章を編集・追加し送信できる。もちろん、内容に不満がなければそのまま送信することも可能。

この「スマートリプライ」機能は、Googleのディープラーニング技術によって実現した。各ユーザーの傾向をデータとして蓄積してきたおかげで、あらゆるユーザーに対して最適な返信内容を提案することができるようになってきたという。

ちなみにメールは個人的なメッセージのやりとりなので、プライバシー面を気にする方も多いと思うが、Google曰くこれらのプライバシーはシステム上でのみ利用されているため、外部に流出したりすることはないと前置きしている。

モバイル版「Gmail」のスマートリプライ機能は、本日からiOSとAndroidの両OSで英語のみで利用可能。数週間以内にスペイン語に対応し、その後は徐々に対応言語が増やされることが発表されているが、日本でのサポート時期についてはまだ発表されていない。

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