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Google、Google Assistantを活用した新技術「Google Lens」を発表 スマホカメラを使って情報を得られる便利機能 実店舗を撮影するだけで店舗情報が表示、リアルタイム翻訳機能も

今後、スマートフォンのカメラは写真や動画を撮るだけのものではなく、カメラで撮影するだけであらゆる情報を得られる時代に突入する。

Googleは本日、デベロッパー向けのプレスカンファレンス「Google I/O 2017」を開催。同イベント内で、Google Assistantを活用した「Google Lens」という新技術を発表している。

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カメラで撮影したものの情報がスマホに表示

「Google Lens」は、現実にあるものを撮影することによって、自動的に被写体の情報をネットで探し、ユーザーに教えてくれるというもの。

例えば、家の庭に咲いている花を撮影することで、それが何の花なのかを「Google Assistant」が画像で表示するデモが公開された。僕みたいに花の知識が欠如した人間にはピッタリの機能だ。

他にも道端のレストランをカメラで写すことで撮影した店舗情報が表示されたり、看板に書かれたイベントの日時を自動で認識し、それをカレンダーに追加したり、チケットの購入ページへの案内を表示。

さらに、バーコードからネットワーク名(SSID)やパスワードを読み取り、自動で入力しWi-Fiネットワークに繋げられるようになるなど、アシスタント機能としてとても優秀であることが動画で紹介されていた。 

また翻訳機能も備わっており、日本語から英語やスペイン語へ翻訳するなどマルチトランスレーションが可能。デモでは「たこ焼き」と日本語で書かれたものを英語に変換。おそらく他言語から日本語への翻訳も可能だろう。

「Google Lens」は、Googleの持つ「Google Maps」や「Google 翻訳」「Google検索」など様々なデータを利用し実現したものだ。蓄積データ量が多いGoogleならではの機能とも言えるだろう。

同機能はアプリとして提供されることになるが、配信開始時期は”Soon(まもなく)”と詳しくは言及されていない。本日開催中の「Google I/O 2017」では、「Google Assistant」は日本語でも利用可能になることが発表されている。