「投資の神様」ことウォーレン・バフェット氏が、Appleの株式を追加購入していたことがわかった。これにより、同氏率いる投資会社の保有するAppleの株式数は倍になり、評価額はなんと2.1兆円にまで増えた。日本経済新聞が伝えている。
今月15日、ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイは昨四半期の保有有価証券報告書を米証券取引委員会に提出。
報告書の内容によると、同社は昨年末に5,735万株を保有していたApple株を買い増し、3月末時点で1億2,935万株を保有していることが明らかになった。
3月末のAppleの株価で計算すると、その評価額は185億8344万ドルで、日本円にすると約2兆1000億円にもなる。同氏がAppleの株を買い増した理由については明らかにされていないが、おそらく次期iPhoneへの期待感に加えて、将来への投資を積極的に行なっているAppleを高く評価しているものとみられる。
Appleが6,000億円で建造中の新本社ビル「Apple Park」
今月3日、Appleは2017年第2四半期の決算発表を行なっているが、発表によれば総売上高や純利益はどちらも前年同期比で5%増加と、好調さを維持。株価も上昇し、1株150ドル超え、時価総額は世界1位を継続している状況。
そうなるとAppleの株価に若干割高感があるのかと思いきや、「投資の神様」がさらなる買い増しをしたことを考えれば、もっと株価は上昇する可能性があるのかもしれない。
ちなみに、一部の投資アナリストの分析によれば、Appleの株価は200ドルを超えるとの見方もある。もし、これから米国株を購入しようと考えているようだったら、Appleの株を購入してみてもいいのかも。
ちなみに、今回の報告書の内容によるとバークシャー・ハサウェイはウェルズ・ファーゴやアメリカン航空、サウスウェスト航空株式を買い増し、IBMやデルタ航空の保有株式数を減らしたことが判明している。
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