今年の秋に発売が予定されている次期iPhoneのプレミアムモデル「iPhone 8」に関しては、様々な噂が登場している。
これまでは新機能やデザインに関する情報が多かったが、中には価格に関する情報チラホラ。以前の情報では1,000ドル(約11万円)を超えるという予想もあったが、本日もNYのウォール街で働くアナリストが新しいレポートを公開しているので紹介しよう。
「iPhone 8」の価格は999ドルから1,099ドルか
新しいレポートを公開しているのはゴールドマン・サックスのアナリストSimona Jankowski氏。彼女のレポートによると、噂のプレミアムモデル「iPhone 8」には2種類のストレージ容量が用意されるという。
Relative to the 128GB iPhone 7 Plus, we estimate the new features and higher commodity prices to increase the bill of materials by over $70, which we expect Apple to offset via a $130 price increase, resulting in a starting price of $999 for the 128GB capacity and $1,099 for the 256GB capacity (we don’t expect the iPhone 8 to come in 32GB).
Jankowski氏は、ストレージ容量は128GBモデルと256GBの2種のみ用意され、32GBモデルは存在しないだろうと推測。これが事実であれば、昨年発売した「iPhone 7」のジェットブラックモデルのラインナップと変わりないことになる。
そして気になる価格について。レポートでは、「iPhone 8」は多数の新機能の搭載によって部品の数が増え、70ドル以上もコストが増加することをJankowski氏は指摘。この影響から128GBモデルで999ドル、256GBモデルで1,099ドルになると予想している。日本円にすると、11万2900円~12万4200円(1ドル=113円で計算)だ。
現在、Appleが販売しているiPhoneシリーズの中で最も高額なのは、「iPhone 7 Plus」の256GBモデル。同モデルは米国で969ドルで販売されているため、「iPhone 8」は130ドル(約14,700円)も値上げされることになる。
注意して欲しいのは、今回のレポートはあくまでSimona Jankowski氏の予測でしかないため、本当にこの価格になるかどうは現時点では分からないということ。
先月にはSimona Jankowski氏の予想と異なる内容のレポートも公開されていた。UBS証券のアナリストSteven Milunovich氏のレポートによると、「iPhone 8」のストレージ容量は64GBと256GBの2種類、価格はそれぞれ850~900ドルと950~1000ドルと、1000ドル以内に収まる可能性も指摘されているのだ。
次期iPhoneの価格やストレージに関するレポートは、他のシンクタンクからも多数公開されているが、それらの予測もまちまちで正直どうなるかは一切不明。
ただし、「iPhone 8」の機能やデザインなどを考えると値上げの可能性は十分あることから、いよいよ1,000ドルの大台を超えることもあるのかもしれない。
願わくば1,000ドル以内に納めて欲しいところなのだが、「iPhone 8」の購入を検討している方は万が一に備えて、今年の秋までに潤沢な予算を用意しておいた方が良さそうだ。
ちなみにストレージ容量に関しては、「iPhone 8」は次期iPhoneの中でも最上位モデルという立ち位置になることから、32GBモデルが用意されない可能性はとても高い。
しかも、「iPhone 7」のジェットブラックモデルのように32GBモデルが存在しない端末がすでにあることから、「iPhone 8」でも同様に32GBモデルが用意されない可能性は十分にあると個人的には考えている。
[ via MacRumors ]