先月25日、AppleはiTunes Affiliate Programのメンバーに対して、同プログラムのコミッション料率変更を発表。日本国外のApp Storeのコミッション料率を、一部変更することを通知していた。
Appleが送った最初の通知内容からは、App Storeのコミッション料率は全て7%から2.5%に変更される予定であることが明らかになっていたが、Appleの通知内容に若干の誤解があったらしく、実際はコミッション料率の引き下げはApp内課金に限られることが判明している。
コミッション料率の引き下げはApp内課金のみ アプリの購入は7%を維持
先日、Appleが発表したのはApp Storeのコミッション料率の変更。アプリの購入やアプリ内課金のコミッション料率は、当初7%だったものが2.5%に大きく引き下げられるというものだった。
しかし、MacStoriesの報告によるとこの変更はアプリ内課金にのみ適用されており、アプリの購入金額に関しては変更は加えられていないとのこと。今まで通り7%のコミッション料率が適用されていることが明らかになっていた。
- iOS app commissions: 7%
- In-app iOS commissions: 2.5%
- Mac apps commissions: 7%
- In-app Mac commissions: 2.5%
おかげで、iTunes Affiliate Programのメンバーは混乱。7%から2.5%への大幅な引き下げは、一部のメディアにとっては死活問題になり得るからだ。
たが本日、AppleはiTunes Affiliate Resourceの内容を一部更新。同プログラムのコミッション料率は、アプリの購入に関しては7%を維持、アプリ内課金だけ2.5%に引き下げることを明確にしている。
ようやくこれで、問題は解決。大幅な引き下げがアプリ内課金にだけ限定されたことは、一部のメディア運営者にとっても朗報とも言えるだろう。
しかも、この変更は日本でも同時に実施されているようだ。日本では、2016年11月からコミッション料率(アプリ購入とアプリ内課金の両方)が2.5%に引き下げられており、一部で話題になっていた。
しかし現在、iTunes Affiliate Programのコミッション料率をチェックしてみると、先月は2.5%と表記されていたものが、アプリの購入に関しては7%に引き戻されていることが確認できる。
今回、Appleの発表では対象地域は”grobally”、つまり全世界的にこの変更は実施されていることになる。日本やアメリカだけでなく、おそらくすべての地域に適用されているはずだ。
一時は引き下げられていたiTunes Allifiate Program、なぜ変更が加えられたのかは不明だが、もし利用されている方は自身の地域のコミッション料率を今一度確認してみてほしい。
[ via 9to5Mac ]