スマホで写真を撮ったり動画を撮る機会が多い人に、ぜひ購入を検討していただきたいものがある。それは、スマホ用のミニ三脚だ。
スマホのカメラは年々進化してきており、何か特別な機会でもない限り、普段の写真はスマホのカメラで十分こと足りる。むしろポケットから取り出すだけでインスタントに高画質な写真を撮れるなら、わざわざカメラを持ち歩くのは面倒だと思っている人もいるはず。
そんな方は、スマホで綺麗な写真や動画を撮れるように、ミニ三脚を持っておいてもいいのではないだろうか。
今回、スマホアクセサリーを多数販売するAukeyから、ミニ三脚「CP-T03」のサンプルを提供していただいた。試しに使ってみると、十分に紹介できるクオリティだったので、レビューとしてお届けしようと思う。
ミニ三脚はスマホで写真を撮る時に便利
こちらが、Aukeyのミニ三脚「CP-T03」。上部にスマホ用のマウントが用意されており、マウント両側を挟むようにスマホを固定することができる。
マウントの下にはスマホを支えるための三脚が用意されていて、これを広げて地面やテーブルの上に置くことでブレのない写真をスマホでも撮ることができるようになる。
本体カラーは黒一色だが、チープさを感じさせることはなく、アマプロ問わず使えるデザイン。マウント部分がプラスチックなためプロ仕様の三脚に比べたら見た目で劣るのはやむなしだが、実用性という点では何も変わらないので、決して負けているわけではない。
この三脚の高さは最大34cm、だいたい足元からちょうど「弁慶の泣きどころ」くらいの高さだ。脚は折り曲げて使うことも可能で、上記写真のように折り曲げることで、カメラの高さを調節したり、木にくくりつけて安定させることもできる。曲げるための力はほとんど要らなかったので、女性でも安心だ。
重さは185gほどとかなり軽く、三脚の素材も硬めのスポンジ素材が使用されているため、しっかり手に馴染み、手に持って撮影するときに便利。セルフィー写真や動きながら動画を撮影するときにも重宝するだろう。
ちなみに、付属するマウントパーツは全3種類。今回はスマホ用マウントのみを紹介するつもりだが、その他にも GoProカメラマウントと1/4インチマウントも用意されているので、これらに対応したカメラを持っている人にとっては便利だと思う。
マウントは、角度の調節が可能。装着したカメラやスマホを上下に向かせたり、左右に傾けることもできる。
ただ、個人的に気になったのはスマホマウントが少し固く、スマホケースを装着していない状態でマウントに挟もうとした場合、スマホ本体を傷つけてしまう可能性があるという点。
一応、マウントの内側には固めのゴム素材が使用されているため傷はつきにくいとは思うが、もしスマホに普段から保護ケースを装着していない方はマウントに挟んだ時にスマホを傷つけないように気をつけた方が良いかもしれない。特に、「iPhone 7」シリーズのジェットブラックモデルなどは傷つきやすい素材で作られているため注意しよう。
また、「CP-T03」は「iPhone 7 Plus」にも対応していると書かれてあるが、少し厚めのiPhoneケースを着けている場合に関してはけっこうギリギリ。もし「iPhone 7 Plus」ユーザーがこの三脚を使う場合は、薄めの保護ケースを装着するようにしてほしい。
「CP-T03」の注意点はこんなところだが、それ以外には特に気になる点は見当たらず。マウントにスマホを装着すればブレのない綺麗な写真を撮ることはできるのはもちろん、重量もかなり軽いため、屋外・屋内問わずいろんなシチュエーションで使うことができるだろう。もしバックパックの空きに余裕があるようだったら、ひとつ忍ばせておけば必要な時にサッと使えるかもしれない。
値段も1,799円と三脚の中でもかなり安い部類に入るため、スマホで写真を撮る人にはとてもオススメ。もちろん、コンデジやGoProカメラで撮影する人にもだ。