イギリスの金融グループBarclaysのアナリストBlayne Curtis氏の分析で、Appleは2017年に発売予定の3つのiPhoneにも「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」を同梱させる予定であると予想されていることがわかった。
「iPhone 6s」から「iPhone 8」に乗り換えることを検討しているユーザーには朗報かもしれない。
今年発売されるiPhoneにも「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」が同梱
この「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」は、昨年9月に販売が開始された「iPhone 7」シリーズと同時に初めて登場。「iPhone 7」が初のイヤホンジャック廃止端末となったことから、“イヤホンジャックロス”を軽減するためにAppleが同梱したものだ。
Appleが同アダプタを同梱するのは「iPhone 7」シリーズのみで、「iPhone 7s」以降の端末に関してはアダプタは同梱されないというのが当初の大多数の見方だったが、今年発売するiPhoneにも同梱される可能性が浮上してきている。
よくよく考えてみれば、iPhoneは多くのユーザーが2年ないし3年スパンで買い替えをしている。つまり、「iPhone 6s」以前のユーザーが新型端末に乗り換える場合、必ず”ヘッドホンジャックロス”が発生することになる。
Appleはヘッドホンジャックを廃止したのと同時に、ユーザーに対してワイヤレスヘッドホンの使用を提案。Appleからは「AirPods」を発売し、Beatsからは「BeatsX」を発売。どちらも良いイヤホンではあるのだが、やはり中には有線イヤホンを使用したいユーザーもいるはずだ。
有線イヤホンを使いたいユーザーも新型端末に乗り換えさせるには、同アダプタの同梱は重要かもしれない。ヘッドホンジャックの廃止に関しては、大きな議論が巻き起こったこともあり、Appleとしても若干慎重になる必要があると思われる。
ちなみに、Macお宝鑑定団Blogは今年2月の段階で、同アダプタは次期iPhoneには同梱されないと報じており、今回のアナリスト予測とは矛盾する。
ただし、BarclaysのアナリストBlayne Curtis氏は2018年に発売されるモデルからは「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」は同梱されないものと予想している。
Appleがどちらにするかは不明だが、個人的にはどうしてもアダプタが欲しいようだったらApple公式サイトから購入しても良いのではないかと思う。「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」はApple公式サイトで900円(税別)で販売されており、ワイヤレスイヤホンを買うよりもかなり安く購入することができるからだ。
欲を言えば、ワイヤレスイヤホンへの乗り換えも検討して欲しいところ。「AirPods」や「BeatsX」であれば、iPhoneの近くにかざすだけですぐにペアリングが完了し、音楽を聴き始めることができる。この手順にストレスはほぼないため、必ずしも有線イヤホンである必要はないと思う。もし、新型端末の購入を検討しているようだったら、ぜひワイヤレスイヤホンの購入も検討しておいていただきたい。
[ via MacRumors ]