経営再建中の東芝に、Appleが出資に乗り出す。
Appleは東芝の半導体事業に対して、少なくとも数千億円に上る大規模な出資を計画していることが明らかになった。NHKニュースが報じている。
東芝の半導体事業への出資は数千億円規模
Appleが買収を検討しているのは、東芝が分社して設立する半導体メモリーの新会社。同社への出資に関しては、海外企業のウェスタンデジタルやマイクロン・テクノロジー、マイクロソフトらも興味を示しているとみられている。
東芝の半導体技術は世界的にみてもレベルが高く、どの企業も喉から手が出るほど欲しいものだろう。規模は数千億円規模であるとのことなので、Appleからすれば決して高い買い物ではないと思われる。
[ img via José Luis Briz ]
東芝の半導体事業の売却に関しては、日本政府は海外への技術流出を危惧し、売却先を審査する方針を明らかにしている。
そこでAppleは日米の両方で株式の過半数を確保する方針で出資を検討しているようで、日本政府の懸念に配慮した形で買収を目指す考えであるとのことだ。
Appleが東芝の半導体技術への出資に成功したら、iPhoneをはじめ、各Apple製品には東芝製のメモリが使われる可能性が高い。より高品質な製品を作るために、Appleは東芝の半導体事業を虎視眈々と狙っている。