本日、スペインのバルセロナで世界最大のモバイルイベント「MWC 2017」が開催中だが、同イベント内でHMD Globalが「Nokia」ブランドの新型ミッドレンジスマホ「Nokia 5」と「Nokia 3」の発表を行なっているので、両端末の詳細をお伝えしよう。
今回、HMD Globalが発表した端末は、2017年初に発表された「Nokia 6」の下位モデルとなる「Nokia 5」と「Nokia 3」だ。
まず「Nokia 5」についてだが、こちらは5.2インチのHD(1,280×720)ディスプレイを搭載し、RAM容量は2GB、ストレージ容量は16GBとどちらかというとミドルレンジモデル。
リアカメラは1,300万画素、フロントカメラは800万画素で、バッテリー容量は3,000mAh。搭載されているCPUはSnapdragon 430 MSM8937の1.4GHzオクタコア。
カラーラインナップは「Tempered Blue / Silver / Matte Black / Copper White」の全4色展開となるとのことだ。
そして、「Nokia 3」について。こちらは「Nokia」シリーズの中でもエントリーモデルに位置付けられるモデルで、画面サイズは5インチ(1,280×720)と他の端末に比べて小さくなっており、スペックも引き下げられているのが特徴。
RAM容量は2GBでストレージ容量は16GB。リアカメラとフロントカメラのどちらとも800万画素。バッテリー容量h2,650mAhで、カラーラインナップは「Silver White / Matte Black / Tempered Blue / Copper White」の全4色展開。
ちなみに、HMD Globalは今年の年初に「Nokia 6」というスマホの販売も開始している。今回発表された「Nokia 5」「Nokia 3」は、このモデルの下位モデルになる。
以下に比較表を作成してみたので、これら3つの端末の性能を比較してみてほしい。
Nokia 6 | Nokia 5 | Nokia 3 | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 5.5インチ | 5.2インチ | 5インチ |
解像度 | 1,920 × 1,080 ピクセル | 1,280 × 720 ピクセル | 1,280 × 720 ピクセル |
OS | Android 7.0 | ||
CPU | Snapdragon 430 8コア | MediaTek MT6737 4コア | |
RAM + ストレージ | 3GB + 32GB 4GB + 64GB |
2GB + 16GB | |
背面カメラ | 1,600万画素 | 1,300万画素 | 800万画素 |
前面カメラ | 800万画素 | ||
通信 | Wi-Fi / Bluetooth 4.2 / LTE / GPS | ||
バッテリー | 3,000mAh | 2,650mAh | |
カラー | Arte Black Matte Black Tempered Blue Silver, Copper |
Tempered Blue Silver Matte Black |
Silver White Matte Black Tempered Blue Copper White |
価格 | 32GB:229ユーロ (約27,000円) 64GB:299ユーロ (約35,000円) |
189ユーロ (約24,000円) |
139ユーロ (約16,500円) |
価格はそれぞれ「Nokia 5」が189ユーロ(約24,000円)、「Nokia 3」が139ユーロ(約16,500円)だ。
さらにHMD Grobalは、2000年にNokiaから販売されていた人気端末「Nokia 3310」を復活させた。今流行りのスマートフォンではなく、タッチパネルを搭載しないフィーチャーフォンになるのだが、これには世界中のNokiaユーザーも大盛り上がり。
OMFG!!! WAAANT!!! NEEED!!! NOKIA 3310: Prix et date de sortie du nouveau 3310 ! https://t.co/Wj6ipjvPc4 #Nokia #Nokia3310 pic.twitter.com/iqrKJXi4We
— Steve Hemmerstoffer (@stagueve) 2017年2月26日
リーク情報の提供で有名なSteve Hemmerstoffer氏もこの通り。
今回発表された「Nokia 3310」は、2.4インチ(QVGA:320×240)のディスプレイ、200万画素カメラを搭載しており、microSDカードスロットが用意されているとのこと。通信方式は2.5Gで、搭載OSは「Series 30+」になるようだ。
そして、バッテリー駆動時間は最大で25.3日間持続し、通話状態では連続22.1時間の駆動時間が実現しているとのこと。当時のスペックでバッテリー性能を向上させると、こんなにもバッテリーライフが長い端末になるとは…。
カラーバリエーションは「Warm Red」「Yellow」「Dark Blue」「Grey」の全4色で、「Warm Red」「Yellow」はポリカーボネートの外装が光沢仕上げになっており、「Dark Blue」「Grey」はマットな仕上がりになっているのが特徴だ。
「Nokia 3310」は2017年第2四半期頃に発売し、価格は49.99ユーロ。日本円にすると約5,800円程度だ。
それぞれの端末についての詳細は以下からどうぞ。