宇宙はとても広い。人類は今まで数多の惑星を発見してきたが、未だに地球外で生命体を発見したことはない。
だが、近いうちにこれらの存在が確認できるようになるかもしれない。本日、NASA(米航空宇宙局)は地球によく似た太陽系外惑星7つを発見したことを発表している。
地球と同じように水が存在する可能性
NASAの発表によれば、これら7つの惑星は地球とほぼ同じサイズで、生命の維持に不可欠な水が液体の状態で存在する可能性があるという。
ネイチャー誌は、今回発見された惑星に「地球の7つの妹」と命名。地球からみずがめ座の方角にある恒星「トラピスト1」の周りに存在するという。
大きさは地球の0.76~1.13倍とかなり地球と近い。このうち、6つの惑星は地球と似た質量をもち、岩石組成でできているとのこと。
7つの惑星は、恒星からの距離が程よい「アブタブル・ゾーン」と呼ばれる生命が住むのに適した宇宙の領域内に入っていることから、全7つの惑星のうち、少なくとも3つには水が液体のまま存在する可能性があるとう。
惑星の位置は、地球から39光年先。つまり、光の速さでも39年かかる計算になるので、人類が今から出発しても何年かかるかは分からない。
だが、2015年7月には約1,400光年も離れた位置に地球と似た惑星を見つけて「大発見」と言っていたことから、39光年もの近さで水のある惑星を見つけることができたのは快挙といってもいいかもしれない。
もし地球と同じように水が液体のまま存在すれば、地球外生命体が存在してもおかしくはない。人類初の地球外生命体との遭遇は少しずつ近づいているのかも。
論文は英科学誌ネイチャー(電子版)に23日に掲載される予定だ。
[ via 日本経済新聞 ]