一昨日、Appleはデベロッパー向けに「iOS 10.3 beta 1」の公開を行なっていたが、先ほどAppleはパブリックベータテスター向けに「iOS 10.3 Public Beta 1」を公開している。
今回公開された「iOS 10.3 Public Beta 1」では、「iOS 10.3 beta」と同様に、多数の新機能・変更点が追加されている。
一番大きな機能としては、「AirPodsを探す(Find My AirPods)」機能が搭載されたことだ。同機能は、「iPhoneを探す」とほとんど同じ機能で、紛失したAirPodsを探すためのヒントになる機能(詳しくはこちらを参照)。
その他にも複数の機能が追加されているので、パブリックベータテスターの方々は早速インストールして確かめてみていただきたい。
現段階で見つかっている新機能・変更点については以下の通り。
- 「AirPodsを探す(Find My AirPods)」機能の追加
- 「Siri Kit」が支払い関係の情報確認に対応 Siriで支払い状況等を確認できるように
- 「Safari」で、Webアプリケーションでの縮小モーション設定をサポート
- 「CarPlay」で、直近使用していたアプリが表示されるように
- 「CarPlay」の「マップ」機能、電気自動車用の充電スタンドができるように
- ファイルシステムが「Apple File System (APFS)」に変更へ
- 「マップ」アプリの天気アイコンを「3D Touch」することで、1時間ごとの天気を確認できるように
- 「Podcast」アプリに「ミュージック」アプリのようなウィジェットを新たに追加
- 「Indian Premier League」と「International Cricket Council」のデータを「Siri」が参照できるように
今回公開されているパブリックベータ版は、Appleが提供している「Apple Beta Software Program」に端末を登録することで誰でも利用することができる。登録の仕方は以下の記事を参考にしてほしい。
iOS端末をパブリックベータテストに登録して、最新のiOSベータ版をダウンロードする方法
昨年の「WWDC 2015」の開催以降、#$Appleは定期的に#$iOSの「パブリックベータ」版のリリースを行っている。デベロッパー向けに公開される「ベータ版」とほぼ同じ内容のOSが先行リリースされることから、いち早く「iOS」の新機能を...
パブリックベータ版を利用する際の注意としては、まず前提として「Apple Beta Software Program」はパブリックベータテスターに対し、最新ベータを提供することでバグなどの問題点を見つけてもらうために行われているプログラム。なので、正式版とは違い予期せぬ重大な不具合が起きる可能性がある。
最新の機能をいち早く利用できるというメリットもあるのも確かだが、利用する場合はユーザーの自己責任ということになるのでこの点は注意していただきたい。