昨日、USB-Cポートを搭載した便利なカーチャージャーを紹介したが、買うなら性能がより高いものがいい。そう思っている方に、昨日紹介したものより、さらに一段階グレードの高い製品を紹介しよう。
それは、「USB-Cポート」と「Quick Charge3.0ポート」に対応したdodocoolの「33WデュアルUSBカーチャージャー」だ。
今回もdodocoolからサンプル品を一つ提供していただいたので、試しに僕のマイカーで使ってみた。昨日紹介したカーチャージャーと軽く比較もしてみたので、優秀なカーチャージャーをお探しの方はぜひ参考にしてみてほしい。
「USB-C」と「QC3.0」に対応した少し珍しいタイプのカーチャージャー
今回紹介するカーチャージャーは、昨日紹介したカーチャージャーと基本的な仕様は似ているが、それよりもさらに性能が高い車載充電器。
こちらがそのカーチャージャー。サイズは少し大きめだが、その代わりにパワフルな充電環境を提供する。搭載された二つの充電ポートは、一つが「USB-C」コネクタに対応した充電ポートで、もう一つが「QC3.0」に対応した「USB-A」充電ポート(緑の端子の方)だ。
さっきから何度も「QC3.0」と連呼しているが、この「QC3.0」とは何なのか。詳しくご存知でない方のために、少しばかり解説しておこう。
「QC3.0」とは、Qualcommが開発した急速充電規格「Quick Charge」の第3世代目となるもので、通常の充電速度よりも約4倍ものスピードで端末を充電できるため、大容量バッテリーを搭載したスマホでもあっという間に充電が完了してしまう魔法のような技術。
今回紹介する「33WデュアルUSBカーチャージャー」は「QC3.0」ポートを一つ搭載しているため、同充電規格を採用したスマホであればみるみるうちに充電が行われていく。僕の持っている端末でも、約1時間ほど充電したところ、約80%近くまで充電が完了した。
この「QC3.0」は、Android端末で多く採用されている充電規格で、最近では同規格に対応した端末も数多く存在する。もしかしたら今お持ちの端末も対応しているかもしれない。
残念ながら、iPhoneなどのiOS端末は「QC3.0」には対応していないのだが、「QC3.0」に対応していなかったとしても充電自体は可能なので安心してほしい。
「QC3.0」に対応していない、もう一つのポートについても説明しておこう。こちらは「USB-C」という次世代型充電ポートで、従来のUSB-Aポートに比べると端子が小さく、ケーブルの裏表を気にせず挿入できるのが特徴。最大出力は5V / 3Aとなっている。
現在、この「USB-C」タイプの充電ポートを採用している端末は、Googleの「Pixel」シリーズや「Nexus」シリーズ、Xperiaシリーズなど数少ないが、同端子は従来タイプよりもずっと便利なので、今後は採用される端末が増えることが予想される。
今後のことを考えてUSB-Cポートが搭載されているカーチャージャーを1台持っておくという選択もありだろう。
すでに「QC3.0」対応スマホを持っていて、さらに「USB-C」対応端末を持っているという稀有な存在の方。もしくは、これからこれらの端子が搭載された端末を購入する予定のある方。この高性能なカーチャージャーを購入してみてはどうだろうか。
今回紹介したdodocoolの「33WデュアルUSBカーチャージャー」は、現在Amazonで1,489円で販売中だ。
ちなみに、前回紹介したdodocoolのもう一つのカーチャージャーは、同じくUSB-AとUSB-Cポートがそれぞれ1つずつ搭載されているが、唯一の違いは「QC3.0」に対応しているか否か。
「QC3.0」に対応したスマホを持っているのであれば、もちろん今回の「33WデュアルUSBカーチャージャー」の方がオススメなのだが、「QC3.0」対応端末を持っていない場合はどちらを選んでも効果は同じだ。もし前回紹介したカーチャージャーが気になるという人はこちらをご覧ください。