近年、最新規格の「USB-C」の充電ポートが搭載されたスマホが多くなってきているが、このタイプのスマホを使っている人が一番困るのは、やはりUSB-Cに対応しているスマホアクセサリが少ないことだろう。
特に、マイカーでスマホを充電する「カーチャージャー」は、一般的にはUSB-Aポートしか搭載されていないことが多く、普段から両端がUSB-C端子であるケーブルを利用している場合は充電できないことが多い。
しかし、今回dodocool社からUSB-Cポートが搭載されたカーチャージャーを提供していただいたので、その詳細と実際の使用感をお届けしたいと思う!
USB-Cポートが搭載された珍しいカーチャージャー
今回紹介する製品は、車のアクセサリーソケット(シガーソケット)に挿し込んで使うタイプの充電器。俗にいう「カーチャージャー」というアクセサリのことなのだが、カーチャージャーとスマホなどをケーブルで接続することで、車内でも充電することができる便利アイテムだ。
早速恒例の外見チェックから始めていこう。
カーチャージャー本体はかなり小さく、僕がこれまで見てきた製品の中では1~2位を争うほどのコンパクトさ。僕の車のアクセサリーソケットには、埃などが入らないようにする蓋が用意されているのだが、ケーブルを挿していない状態ではこの蓋がパタンと閉まるくらいなので、僕の車以外でもコンソールやダッシュボード周りのスペースを邪魔することはないだろう。
[ LEDライトが点灯するので、暗いところでもコードの抜き差しに困ることはなし ]
この薄さに関しては個人的にとても気に入っているのだが、その反面、車によってはアクセサリーソケットから抜くときに少し手こずることもあるかもしれない。カーチャージャーは一度アクセサリーソケットに設置したら頻繁に取り外すことはないとは思うが、もし毎度外すことを考えているのであれば注意が必要だろう。
そして、肝心の充電ポートに関して。一般的なカーチャージャーはUSB-Aポートのみが搭載されていると思うのだが、今回のカーチャージャーはUSB-AポートとUSB-Cポートが1つずつ搭載されている。
これにより、片方がUSB-A端子になっているケーブルはもちろん、両端がUSB-C端子を持つケーブルでも充電が可能になる。出力はUSB-Aポートが5V/2.1A、USB-Cポートが5V/3Aまでとなっている。
USB-Cポートといえば、昨年10月に発売した「MacBook Pro (Late 2016)」がピンときた人がいるかもしれないが、残念ながらこのカーチャージャーで「MacBook Pro (Late 2016)」を充電するには少しパワー不足。
僕も実際に充電を試みたものの、充電ステータスには、「バッテリーは充電できていません」と表示されてしまった。USB-Cに対応はしているものの、「MacBook Pro (Late 2016)」の採用している「USB 3.1 Gen 2」の出力には対応していないため、12インチ「MacBook」を含むラップトップPCを充電するには力及ばずといったところだろうか。
ちなみに、「MacBook Pro (Late 2016)」を閉じた状態であれば一応充電はできるようだが、ある程度充電が完了するまでに何時間もかかるため、あまり現実的ではないだろう。
そのため、あくまでも充電ポートに「USB-C」を採用した「Pixel」や「Nexus 6P」など、スマホの充電に利用するのが良さそうだ。
今回提供していただいたdodocool社のカーチャージャーの良い点は、非常にコンパクトであることと、そして何より「USB-C」に対応していることだ。
「MacBook Pro (Late 2016)」や12インチ「MacBook」の充電には残念ながら適さないものの、充電ポートがUSB-Cタイプのスマホを使っている人にはオススメな製品だと言えるだろう。また、今後はUSB-Cポートに対応したスマホが増えていくことが予想されるので、今後のことを考えて購入しておくのも良いかもしれない。
同製品は現在、Amazonで1,259円で販売中だ。