昨年11月から多くのメディアで話題になっていた、「iPhone 7」の「ホワイトモデル」が登場するという噂。この噂を裏付けるような画像が、Apple傘下のBeatsから流出してしまったかもしれない。
Beatsは公式Instagramで、新製品を写した写真を公開しているのだが、同写真にはなんと「iPhone 7」のホワイトモデルが写し出されているではないか。
ワイヤレスヘッドフォンを撮影した写真の中に「ホワイトモデル」の「iPhone 7」が?
今回、Beatsが公開した写真は以下の画像。この画像を見ると、写真の下に本体カラーが白の「iPhone 7」が写り込んでいることがお分かりいただけると思う。
現状、「iPhone 7」シリーズのカラーラインナップは「シルバー」「ゴールド」「ローズゴールド」「ブラック」「ジェットブラック」の全5種類。その中で、ホワイトと呼ばれるモデルは存在せず、同画像で写っている写真に似た端末も存在しない。
今回の画像を公開しているのは、なんとApple傘下企業のBeats。同社のオフィシャル画像で、カラーラインナップにない端末をわざわざ作って掲載するとは考えづらく、やはり先日の噂通り「ホワイトモデル」の「iPhone 7」が登場するのかもしれない!
今回の画像を見る限り、「iPhone 7」の白系の新色は純粋なホワイト、もしくは「Apple Watch Edition」で採用されている「ホワイトセラミック」にとてもよく似ている。
もしかして、セラミックモデルのiPhoneが登場か!?心踊った僕だったが、残念なことに今回の写真に写っているのは「ホワイトモデル」ではないことが判明した。詳細は以下から。
今回の写真に写り込んだ端末の正体は「ホワイトモデル」ではなく「シルバーモデル」
Instagramでは「ジェットホワイト??」といったコメントが寄せられているが、残念ながら今回の写真で写っている端末は、噂の「ホワイトモデル」ではなく、既存カラーの「シルバーモデル」。
というのも、これはInstagramのフィルター機能が働いた結果、「シルバーモデル」の色合いが変化したために「ホワイトモデル」のように見えただけ。
上の画像が実際に写真のコントラストを調節してみた画像なのだが、端末の背面上下にアンテナラインが微かに見えるではないか。
つまり、この写真に写る端末は「iPhone 6s」の「シルバーモデル」、噂のホワイトモデルではないとのこと。とても残念だ。
新カラー追加の報道に関しては各メディアも懐疑的。今までにAppleが新型「iPhone」を発売してから、後々になって新カラーを追加した例はなく、多くのユーザーはすでに端末を買ってしまっているので、Appleもそれをするメリットはあまりなさそう。
一時期は「クリスマスレッド」という赤色のカラーも噂された時期もあったが、やはり今後新色が追加される可能性は低そうだ。
ちなみに、「iPhone」でホワイトモデルが登場したのは、実は「iPhone 4S」もしくは「iPhone 5c」が最後。
「iPhone 4」で初めて登場したものの、「製造上の理由」から「ブラックモデル」のみ発売が先行し、その後に「ホワイトモデル」が遅れて発売するなど、Appleとしても「ホワイトモデル」に関しては苦い過去がある。
「iPhone 7」の「ホワイトモデル」に関しては、「ジェットブラックモデル」並みに製造が難しいととされていることから、そんなリスクを抱えてまで新色をリリースはしなさそうではあるが、ホワイトセラミックモデルの「iPhone 7」は結構カッコ良さそう。個人的には今回の画像通りの端末が出たら欲しいと感じてしまった。
[ via 9to5Mac ]