「MacBook Pro (Late 2016)」は先日、バッテリー持続時間が安定しないという理由で、アメリカの専門誌「Consumer Reports」から「MacBook」シリーズ史上初めての「推奨」を得られなかったことをお伝えした。
これに対してはAppleもスルーできなかったようで、Appleのフィル・シラー氏は、今回Consumer Reportsが行ったバッテリーテストの結果が「Apple社内での試験結果に一致していない」ことを指摘。同社と協議中であることを明かしていた。
しかし、この問題に新展開だ。9to5MacがConsumer Reportsにバッテリーテストの再検証を提案するメールを送ったところ、「再検証を行うことは保証できない」との返信があったとのこと。
Consumer Reportsはテストの結果に自信あり
バッテリーテストの再検証について、Consumer Reportsから送られてきた返信は以下の通りだ。
In this case, we don’t believe re-running the tests are warranted for several reasons. First, as we point out in our original article, experiencing very high battery life on MacBooks is not unusual for us – in fact we had a model in our comparative tests that got 19 hours. Second, we confirmed our brightness with three different meters, so we feel confident in our findings using this equipment. Finally, we monitor our tests very closely. There is an entry logged every minute, so we know from these entries that the app worked correctly.
簡単に訳すと、まずはConsumer Reportsは「再検証を行うことは保証できない」とした上で、テストでは3つの異なる方法で画面の明るさをチェックしたり、テストを細かくモニタリングしていると説明。暗に「テストの結果に自信がある」と発言している。
正直ここまではっきりと言われてしまうと、こちらとしては取り付く島もない。ただ、Consumer Reportsはアメリカでも多くのユーザーから信頼されている専門誌であり、先ほどの返信でも検証をしっかり行っている様子が伺えることから、今回のテスト結果が一概におかしかったとは断言できない。
また、9to5MacがAppleの提示しているテスト条件で「MacBook Pro (Late 2016)」のバッテリー駆動時間をテストしたところ、8時間10分46秒という記録になったと報告しているが、同記事の執筆者の体感では約7時間ほどであるとしている。
また、9to5Macが読者にアンケートをとったところ「5時間以下」という意見が多いという結果が出ているとのこと。
僕も実際に「MacBook Pro (Late 2016)」を使っているが、使い方によっては4~5時間でバッテリーがなくなってしまうということも。
Appleの提示しているテスト条件下でバッテリーが長持ちするのは間違いないとは思うのだが、使い方によってはバッテリー持ちが安定しないこともあると思った方が良いのかもしれない。
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