10月末に発売されて以降、様々な不具合などが報告されている「MacBook Pro (Late 2016)」。先日もTouch Bar搭載モデルでのバッテリー持続時間が10時間も持たないと話題になっていたが、この点においてアメリカの専門誌「Consumer Reports」から手厳しい評価をもらっているようだ。
Consumer Reportsによると、「MacBook Pro (Late 2016)」はディスプレイの品質や性能は非常に優れているが、バッテリー持続時間が安定しないことから、「MacBook」シリーズの中で初めて「推奨」に選ばれなかったことが発表されている。
「MacBook」シリーズの中で初めて「推奨」に選ばれず
今回、Consumer Reportsは、十分に充電された13インチのTouch Bar搭載モデルを使用してバッテリーテストを実施。テスト方法は、ディスプレイの輝度を100nitにした状態でSafariで10種類のWebサイトを表示するというものだ。
すると、3回同じテストを行ったにも関わらず、1回目が16時間、2回目が12.75時間、3回目が3.75時間とかなりバラつきが見られたとのこと。
これらの結果を踏まえ、Consumer Reportsは「MacBook Pro (Late 2016)」を「推奨」に選ばず。これまでの「MacBook」シリーズは全て「推奨」となっていたため、実質「MacBook Pro (Late 2016)」が初めて「MacBook」シリーズの中で「推奨」に選ばれなかったということになる。
ちなみに、評価には直結しないが、使用するブラウザを「Google Chrome」に変更してテストしたところ、Safariよりも一貫して良い結果が得られたという。
「Google Chrome」と言えば、Macユーザーからすれば「バッテリー食い虫」として有名なので、このような結果はにわかには信じがたいが、そういった事例もある程度に留めておこう。
実際、僕も自分の「MacBook Pro (Late 2016)」を使っているが、正直バッテリーが10時間も持つことはほとんどない。先日公開したレビューでもそのことに触れているが、大体5時間~7時間前後ほどでバッテリーがなくなってしまう。
もしかすると「macOS」のアップデートで改善される可能性もあるかもしれないが、今のところその兆しはない。安定したバッテリー持ちを期待しているのであれば、Consumer Reportsの言うように「MacBook Pro (Late 2016)」は非推奨だ。
また、当サイトでは「MacBook Pro (Late 2016)」を1ヶ月使ってみて、使い心地などのレビューを公開している。同製品の購入を検討している人は、ぜひ参考にしていただければと思う。
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