本日、一般向けにリリースされた正式版「macOS Sierra 10.12.2」では、画面のグラフィックが乱れるなど、「MacBook Pro (Late 2016)」で相次いで報告されていた多数の不具合が修正されている。
しかし、これらの不具合の修正と同時に、メニューバーにあるバッテリーアイコンをクリックすると表示される「バッテリーの残り時間」の表示が廃止されてしまったことが判明したので、詳細をお伝えしよう。
Apple、一般ユーザー向けに正式版「macOS Sierra 10.12.2」をリリース 「MacBook Pro (Late 2016)」のグラフィックの不具合修正や新絵文字、壁紙が追加
昨日、一般ユーザー向けに正式版「iOS 10.2」「watchOS 3.1.1」「tvOS 10.1」がリリースされたが、本日「macOS」の最新バージョンとなる「macOS Sierra 10.12.2」がリリースされている。 今回のアッ...
廃止された理由は「Macの使い方によっては正確に算出できないから」
Appleがこの「残り時間」の表示を廃止にした理由は至って単純で、「ユーザーの使い方によっては残り時間が常に変化し、正確に算出されないから」。
確かに僕も「%」よりは実際に何時間何分持つのか、と書かれている方を参考にしたくなるところだが、これが正確な時間を算出できない以上、廃止してしまった方がユーザーの混乱を防ぐことができるとは思う。
ただ、あくまで目安であることを僕らは分かって使っている面もあるので、個人的にはわざわざ廃止する必要性を特に感じないのだが。
ちなみにThe Loopによると、バッテリーアイコンの左に表示される「%」表記は正確であるということなので、これまで「残り時間」でバッテリーの残量を気にしてきたという人は、これからは「%」表記を参考にするようにしよう。
また、MacRumorsによると、バッテリーの残り時間はメニューバーからは分からなくなってしまったが、「アクティビティーモニター」の「エネルギー」タブでは引き続き「残り時間」が表示されているようだ。
ただ、バッテリーの残量を確認するのにいちいちアクティビティーモニターを開くのは面倒なので、やはり「%」表記を参考にした方が現実的かな。