外出先でスマホが充電したい時、皆さんはモバイルバッテリーを使って充電しますよね?もちろん僕もそう。
それだけじゃない。スマホに限らず、タブレットやノートPC、Apple Watchなどのスマートウォッチなど、バッテリーを搭載するモバイルデバイスは、全て外出先で充電したい局面があるはず。
ただ、普通のモバイルバッテリーは「USB-A」タイプの充電端子しか搭載されていないことが多いので、「MacBook Pro (Late 2016)」のUSB-Cポートのように、USB-Aと異なる端子を使って充電するデバイスに関しては、別途他のモバイルバッテリーを使うか、カフェなどに立ち寄って一度充電する必要がある。
正直、充電が必要になる毎にこれをやるのはかなり面倒。僕としては1つのモバイルバッテリーで充電は完結したいと思っていた。
そのために、今まではモバイルバッテリーのポートに合わせる形でデバイスを選んだきたわけだが、今後それは必要なくなる!
本日、高品質アクセサリメーカーのRAVPowerが、AC出力に対応した夢のようなモバイルバッテリーを発売している。今回は特別に、発売前から事前にテストさせていただいたので、同製品の使用感などをレビューとして、じっくりお届けしたいと思う!
iPhoneとMacBook Pro、ノートPCを同時に充電できる大容量モバイルバッテリーが爆誕
今回、RAVPowerが世に送り出した製品は「RAVPower 20100mAh モバイルバッテリー」という、あまりのひねりのない名前の商品。だが、名前からは想像もできない便利機能が同モバイルバッテリーには存在する。
同モバイルバッテリーの凄いところは、大容量のモバイルバッテリーが搭載されているという点もあるのだが、何より3つの方式による充電をサポートしているということだ。
性能について詳しく語っていきたいが、まずは製品を開封した時の写真からお見せしよう。
箱はかなり巨大で、重さも予想以上。家に到着した時は何が届いたのかと一瞬騒ぎになったが、同モバイルバッテリーは思いの外、大きいことが判明。
まず開封すると、モバイルバッテリー本体などが入っているキャリングポーチが登場。表面がメッシュタイプで、触ると気持ちいい。
そして、本体と同梱物は以下のとおり。
モバイルバッテリー自体をしまうカバーも同梱されている。他にはモバイルバッテリー充電用のACアダプターが同梱。
「RAVPower 20100mAh モバイルバッテリー」の最大の特徴は、種類が異なる充電ポートが3つも搭載されているという点。
搭載されているポートは、現在主流の「USB-Aポート」、そして「USB-Cポート」、電源プラグを直接挿し込める「AC出力ポート」の3種類。
まずは、従来型のUSB-Aポート。こちらは、最大5V/2.4Aでの充電が可能。RAVPowerの独自技術である出力判別機能「iSmart」に対応しているので、接続したデバイスに適した電流を流すことができる。
iPhoneなどは最大でも2Aでの充電までしか対応していないので、個人的には2.4Aもあれば十分とも言える。
Androidスマホなどでは急速充電規格「Quick Charge」に対応している端末もあるが、残念ながら同モバイルバッテリーはQCには対応していないので悪しからず。
次に、USB-Cポート。こちらは、最大5V/3Aまでの出力に対応し、12インチ「MacBook」や「MacBook Pro (Late 2016)」、USB-Cポートを搭載したAndroid端末で利用ができる。
試しに「USB-C」接続で「MacBook Pro (Late 2016)」を接続してみたが、さすがに使用しながらの充電はできず、あくまでバッテリー切れを遅らせることしかできなかった。
ただ、「MacBook Pro」を使用していない時に充電した時はゆっくりだが充電できていたので、寝ている間などに挿して充電させておけば起きた頃には使用できるようになっているだろう。
そして最後に、AC出力ポート。こちらは、上記の2種類でも充電できなかった時に、最後の要となる充電ポートだ。
同ポートは、普通に家のコンセントに繋ぐ電源プラグを差し込むことで給電が可能。消費電力が65W(電圧110V)以下のノートPCなどで使用することができる。
電源プラグがあれば、おそらくどのデバイスでも充電することができる上に、電動髭剃りや外付けHDDなど、外部の電源が必要になった時にも活用できるはず。
最大で65W出力までいけるので、Macの充電器を接続すれば、Macを使いながら同時に充電することもできる!
試しに「MacBook Pro」で充電してみたが、こちらはUSB-Cポートでの充電に比べると性能は段違いで、グングンと充電が進んだ。20%充電するのに約15分程度で完了するなど非常に優秀。
この世にあるデバイスは、それぞれ充電する時に使うポートが異なる。最近ではAppleの12インチ「MacBook」や「MacBook Pro (Late 2016)」でUSB-Cポートを採用されるなど、USB-Cポートも徐々にだが主力になりつつある現状だ。
充電端子の”過渡期”にある今だからこそ、「RAVPower 20100mAh モバイルバッテリー」のようなモバイルバッテリーが必要になってくる。
AC出力にも対応していることから、ほぼ全ての主要デバイスを充電できるようになるだろう。本体サイズは少し大きめだが、一応持ち運びできるように作られているので、車内や電車の中など、いつでもどこでも充電することができるはずだ。
バッテリー容量は20,100mAhと大容量 「iPhone 7」を6回充電できる!
ノートPCを充電することを想定したモバイルバッテリーなので、もちろんバッテリー容量はある程度の量が必要になる。
「RAVPower 20100mAh モバイルバッテリー」のバッテリー容量は名前にもあるように、20,100mAhとかなりの大容量。
数字で言われてもピンとこないかもしれないので具体例を出すと、20,100mAhもあれば「iPhone 7」が約6回、「Galaxy S7」が約4.5回、そして12インチ「MacBook」が約1.3回も充電できる。非常に大きなバッテリーだ。
その分、バッテリー本体の重量も重くなるわけだが、こればかりは仕方がない。本体重量を僕の方で測ってみたが、約595gと結構ズッシリとくる。
さすがにこれを常に持ち歩くのは大変なので、一般的なユーザーは、どうしても大容量の電源が必要な時や旅行先、緊急時などに持っていくといいと思う。
もし、iPhoneなどのスマホを充電するだけに使うのであれば、もしかするともっと軽くてコンパクトなモバイルバッテリーの方がいいかもしれない。
ただし、僕は頻繁に車を使うし、出先でも「MacBook Pro」の充電がしたいので、もし重いと感じたとしても普段からカバンに入れて持ち運ぶことを真剣に考えている。というか実際、昨日持ち歩いた。
ちなみに、バッテリー本体の充電は付属のACアダプターを使う。これも結構大きめなのだが、その分充電も早い。20,100mAhの大容量ながら約4時間で充電が完了する。
充電は家庭のコンセントに繋いで充電し、本体横のバッテリー残量表示を見て、フルになったら充電完了。
あとはACアダプタを外して、カバンにイン!どんな僻地に行ったとしても、いつでも「MacBook Pro」などのデバイスの充電ができるようになった。
あまり字面では分からないかもしれないが、実は個人的には「凄い製品と出会ってしまった」と、結構興奮気味で同レビューを書いている。
今まで多くのモバイルバッテリーと触れてきたが、これほどまでにパワフルで利用できる場面の多いものを使うのは初めて。
欠点があるとすれば、バッテリー本体の重量とサイズ、あとQCなど急速充電への対応等あるが、それらは「MacBook Pro / MacBook」の充電ができるというメリットがあれば些細なものだ。
電源を確保できないような場所で、長い時間ラップトップ端末を使う機会には、必ずこのモバイルバッテリーを持ち歩きたいと思う。
「RAVPower 20100mAh モバイルバッテリー」は、本日よりAmazonで販売が開始。価格は13,999円と少し躊躇してしまう価格かもしれないが、機能面を考えると、そこはやはりプライスレス。
個人的には非常に気に入っている製品なので、皆さんに自信を持ってオススメしたい。特に「MacBook Pro」などのラップトップを持ち運びする方に是非。