2016年10月25日にAppleからリリースされた「iOS 10.1」は、「Apple Pay」や「ポートレートカメラモード(iPhone 7 Plusのみ)」が搭載された非常に重要なアップデートだった。
最新端末を使う上では同アップデートは必須とも言えるもので、おそらくほとんどのユーザーがアップデートをしていると思う。だが、この「iOS 10.1 (特にiOS10.1.1)」を利用しているユーザーの一部からは、バッテリーが残っているはずなのに、いきなりiPhoneの電源が落ちてしまう不具合が報告されているので、詳細をお伝えしよう。
バッテリー残量が十分に残っているのに、勝手に電源が落ちる不具合が発生中
この不具合は、「iOS 10.1.1」を利用するiPhoneにおいて、まだバッテリーが十分に残っているにも関わらず、突然バッテリーが切れて電源が落ちてしまうといったもので、場合によっては30%以上もバッテリーが残っているにも関わらずシャットダウンしてしまったという報告も挙げられている。
Awesome! My iPhone 6s just completely died with 43% battery life left. Thank God for iOS 10.1.1-Not! #ios10battery
— Mark Materna (@MarkMaterna) 2016年11月19日
Forbesによると、これらの不具合は世界的に報告されている現象で、Appleのサポートコミュニティなど各フォーラムで報告されているとのこと。
報告を見るとユーザーの中には、突然のバッテリー切れが起きたあと、すぐにiPhoneを電源に接続して再度起動させると、バッテリー表示が0%だったのが瞬時に30%まで増えたと報告するケースも存在。
サポートフォーラムなどに書き込んでいるユーザーの多くは、バッテリーなどのハードウェアの問題であることを指摘している人が多いようだが、しかし「iOS 10.1」もしくは「iOS 10.1.1」をインストールしたユーザーに多く発生している現象であるという点が奇妙で、もしかするとソフトウェア側の問題である可能性も十分に考えられる。
僕が知る限りでは、この不具合は「iOS 10.1」以前にも存在した不具合で、「iOS 10」がリリースされた直後からこの不具合は発生していたように感じる。
あと、最新端末の「iPhone 7」ではなく、「iPhone 6」や「iPhone 5s」などの旧世代モデルで起きることが多いように感じていて、現に僕の持つ端末や、僕の周りのiPhoneユーザーも同様の不具合に遭遇したことがある。
不具合が起きている原因は現在不明で、もしかするとユーザー報告で指摘されているようにハードウェア側の問題である可能性も否定できない。
だが、一応ソフトウェア側の問題である可能性もあることから、今後のアップデート等で問題が修正される可能性がある。願わくば、そうなってほしいと思うのだが、この件に関してAppleはまだ何もコメントしていない。
[ via BGR ]