Appleは2016年9月7日から、意図した通りに機能しなかったり、レビューガイドラインに従っていないアプリをApp Storeから削除していたが、先月10月にはかなりの数のアプリが削除されたことが分かった。
TechCrunchによると、AppleはApp Storeのアプリの整理を実行中で、10月には47,300ものアプリが削除されたことが明らかになっているとのこと。
Apple、9月7日からApp Store内の古いアプリを削除へ アプリの名称も50文字以内に制限
しばらく#$iOS向けアプリのアップデートを行っていないというデベロッパーの方は注意が必要だ。 本日#$Appleは、App Storeの現状改善のために、意図した通りに機能しないアプリや、レビューガイドラインに従っていないアプリなどをAp...
10月だけで47,300ものアプリが削除、ジャンルは「ゲーム」が多め
Appleが10月にApp Storeから削除したアプリの数は47,300。これは、毎月の平均アプリ削除数をはるかに超える数字となっており、かなりの数のアプリが一気に削除されたことが分かる。
ジャンル別では、App Store上に最も多く存在するカテゴリの1つである「ゲーム」の削除が約28%と圧倒的に多く、次に「エンターテインメント」の8.99%、「書籍」の8.96%と続く。
また、事前の調査では、App Storeにあるアプリのうち、ほぼ半分は2015年5月以降にアップデートされていないことが判明しているとのこと。これだと意図しない挙動を起こしてしまうアプリも多くあることだろう。
ただし、Appleも無条件で削除するのではなく、まずはそのアプリを提供しているデベロッパーに対しアップデートを求めるとしていて、デベロッパーは通知を受け取ってから30日以内にアプリのアップデートを提出し、Appleから承認された場合はそのままApp Storeでアプリを提供し続けることが可能だ。
ちなみに、アプリの起動時にクラッシュしてしまうなど、Appleがテストできないようなアプリは問答無用で削除されてしまうようなので、デベロッパーの方々は気をつけていただきたい。