先日、身売り交渉が失敗に終わったことが明らかになり、依然厳しい経営状況のままであるTwitterが、保有するVineのサービスを終了することを発表していたが、今度はVineの売却を検討していることが明らかになった。
TechCrunchによると、TwitterはVineのサービスを他の会社に売却することを計画しており、すでに複数の会社との交渉にあたっているとのこと。
売却価格は約1,000万ドルとのこと
VineはTwitter社が保有するWEBサービスの一つで、最長で6秒間(現在は140秒間)のループビデオを撮影し、写真やGIFアニメのように共有することができるサービス。
一時は人気サービスとして有名になったVineだが、InstagramやSnapchatにユーザーが奪われ、最近ではユーザー数が激減。Twitterがサービス終了を発表していたことから、採算が取れず赤字事業だったのだろう。
Vineの売却価格がいくらになるかは不明だが、TechCrunchによると約1,000万ドル(約10.4億円)程度になるとみられている。
ちなみに、売却交渉をしている企業については明かされてはいないものの、売却先の会社候補を10から5に絞っている状況だという。ちなみに、その中の一つにLINEが含まれているとのこと。
LINEが買収に前向きなのかどうかは不明だが、もしLINEが同サービスを手に入れた場合にVineらしいサービスが提供される可能性がある。
個人的にはどういったサービスを検討しているのか気になるところだが、もともとサービス終了を発表したサービスを売却することはTwitterにとっても、買収先にとっても悪いことではないはず。
売却によって手にした資金によってTwitter運営を立て直せるかどうか、世界の目が今後のTwitterの動向を注目している。