今年6月に開催された「WWDC 2016」で、Appleが発表すると予想されていた「iMessage for Android」について続報だ。どうやらAppleは、噂の同アプリの開発を水面下で行っているようで、近いうちにAndroid端末でリリースされる予定なのかもしれない。
すでにApple社内では「iMessage for Android」が配布されている状態
この噂を伝えているのは、Daring FireballのJohn Gruber氏。同氏が複数の内部関係者から入手した情報によると、Appleが「iMessage for Android」の開発を行っており、すでに社内で同アプリが配布されている状態であることが判明。
同氏によれば、現在同アプリは社内テストの段階にあり、いずれは「Android」に同アプリを提供する予定であるとのこと。
「iOS」のデザインとは多少異なるようで、Android向けにリリースされる「iMessage for Android」は、Googleの新ガイドライン「Material Design」に基づいたデザイン設計になっているようだ。
この「iMessage for Android」については、以前も噂されていたことで、今年の6月に開催された「WWDC 2016」で発表されるというのが有力視されていた。
だが、いざ蓋を開けてみると発表されなかったどころか、Appleの役員によって「開発自体行われていない」とバッサリと否定されてしまっていた。
それ以来、「iMessage for Android」についての噂は一切なくなってしまったわけだが、今回久しぶりの再登場。
Appleが同アプリを開発する主な理由としては、「iMessage」の収益化が可能になったことが挙げられている。
「iOS 10」から「iMessage」には、LINEのスタンプのような「ステッカー」機能を搭載した。そのほかにも「iMessage」用のアプリの提供も可能になり、これらの販売が可能になったことから、Androidにも同アプリを提供することで収益増を狙うことが予想されている。
「iMessage for Android」が実際にリリースされるかどうかについてはまだ分からない状態だとのことだが、この噂を伝えたJohn Gruber氏によると、「遅かれ早かれ」とのことなので、近いうちにAndroid端末でも「iMessage」が使える様になるのかもしれない。
[ via MacRumors ]