先日、Samsungは「Galaxy Note 7」の生産・販売停止を正式に発表。同端末を所持している全ユーザーに対し、直ちに同端末の使用を停止して販売店に返却するよう求めた。
この発表の際に、Samsungは「Galaxy S7」などの他の端末は問題ないと一言付け加えていたのだが、やはり「Galaxy Note 7」で一度悪くなってしまった印象は簡単には変えられなさそうだ。
Branding Brandが行った調査によると、Samsungユーザーの半数近くが「もうSamsungのスマホを購入しない」と回答していることが明らかになった。
今回の一件で多くの新規ユーザーを手放してしまったSamsung
このアンケート調査は、Branding BrandがアメリカのSamsungユーザー1,020人を対象に行ったもので、アンケートの結果では、40%のユーザーが「もうSamsungのスマホを購入しない」と回答しているとのこと。
このうちの46%は過去2年以内にSamsungのスマホを使い始めた新規ユーザーであるため、せっかくSamsungのスマホに魅力を感じてくれていた新規ユーザーが、今回の一件でかなり離れてしまったことが分かる。
ちなみに、「もうSamsungのスマホを購入しない」と回答しているユーザーのうち、8%はGoogleの新型スマホ「Pixel」に、30%は「iPhone 7」に乗り換えると回答しているようだ。
今回の一件で問題があったのは「Galaxy Note 7」だけだったとはいえ、リコール後も再度発火・爆発してしまっていることから、やはり企業全体のイメージが悪くなってしまったのは事実のようだ。
他の端末は問題ないというのであればまだ見放すのは早いとは思うが、もし同じような騒動がもう一度起こってしまった場合は、その時はSamsungの信頼は完全に地に堕ちることになるのではないだろうか。
当初、「Galaxy Note 7」の発火・爆発の原因はバッテリーにあるとのことだったが、調査によってバッテリー以外にも問題があったと指摘されている。現在は原因不明となっている以上、一刻も早く原因を特定する必要がある。
[ via PhoneArena ]