
カプコンは現地時間6月6日、「Summer Game Fest」 において、サバイバルホラーの金字塔 「バイオハザード」 シリーズの最新作『バイオハザード レクイエム(Resident Evil 9 Requiem)』を2026年2月27日に発売すると発表した。
対応プラットフォームは、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC。本作は、『Resident Evil Village(RE8)』以来となるナンバリング第9作。REエンジンをベースにした現行ラインの集大成ともいえるタイトルで、崩壊したラクーンシティが本作の舞台となるようだ。
『Requiem』の第一報で印象的だったのは、シリーズのトーンが大きく変化している点だ。前作『Village』では、吸血鬼、狼人間、ドラゴン、動く人形といった超常存在が入り乱れ、ホラーというよりホラーファンタジーに近いアプローチを採っていた。それに対し、『Requiem』のトレーラーは明らかに“静”を重視した演出で構成されており、より緊張感のある、シリアスでダークなサバイバルホラーへと回帰しているように見える。
中心となるキャラクターはグレース・アシュクロフトという新たな女性キャラクター。シリーズのスピンオフ作品『Resident Evil Outbreak』に登場したジャーナリスト、アリッサ・アシュクロフトとの関連が示唆されている。さらに、見た目が『Village』の主人公イーサン・ウィンターズの娘、ローズ・ウィンターズにも似ているとの指摘もあり、物語的にも何らかの接続がある可能性がある。
ゲームプレイや舞台設定など、具体的な情報はまだ明かされていないものの、カプコンは「シネマティックで緊張感の高いアクション」と表現しており、シリーズにとって大きな転換点となることが予想される。今後Gamescomや東京ゲームショウなどでの続報に期待がかかる。『Resident Evil Requiem』は2026年最注目タイトルのひとつであることは間違いない。
(画像:Summer Game Fest)