先日、待望の「iOS 10」がリリースされ、この連休中にバックアップを取ってアップデートしたという人もいるとは思うが、もしかすると現時点である意味「有益なバグ」が発見されたかもしれない。
今までスクショを撮るとき、カシャカシャ音を鳴らして撮影しなくてはいけなかったのが、現在配布されている最新版の「iOS 10.0.1」ではスクリーンショットやカメラのシャッター音を消すことができる現象(不具合?)を引き起こすことができることがSNSなどで話題になっているので、詳細をお伝えしよう!
「設定」アプリのアクセシビリティの項目から
スクショのシャッター音を消す方法はとても簡単だ。iOS端末にある「設定」アプリを開いて、[一般]>[アクセシビリティ]内にある「Assistive Touch」を選択。
そうすると、上に「Assistive Touch」という項目があると思うので、こちらを「オン」に。
そして次に、「最上位メニューをカスタマイズ」という項目があるので、これをタップ。そうすると「Assistive Touch」の最上位メニューがカスタマイズできる画面になるので、画面下の項目からアイコン数を「1個」にして、そのアイコンには「消音」という機能を割り当てる。これで準備は完了だ。
この「Assistive Touch」機能をオンにすると、画面上にホームボタンのようなボタンが登場し、それを押すとすぐに端末を「消音」状態にすることができるようになるわけだが、消音にすると同時にカメラとスクリーンショット撮影時のシャッター音が消せることが判明。これで人ごみの中でも安心してスクリーンショットを撮影することができる。
ちなみに、同機能を使ってiPhoneの音量を消音にした場合、音楽再生などの音量はもちろんゼロになる上、ほとんどの通知音が全く鳴らない状態になるので注意が必要。だが、電話やアラーム機能に関しては、消音にしたとしても音が鳴る設定になっているため、緊急連絡などを受け取ることはできる。
皆さんもご存知だろうが、日本国内においては盗撮などを未然に防ぐため、シャッター音が鳴らない端末を販売するのは法律的にNG。そのため、今回の現象はおそらく「iOS 10」のバグであると思われ、いずれはiOSのアップデートで修正されることになりそうだ。
だが、先日発売になった「iPhone 7 / 7 Plus」では、撮影時のシャッター音が若干大きくなったと言われていて、電車の車内や静かな場所で撮影する時に今まで以上に気を使わないといけなくなったため、そういう場所でスクリーンショットを撮ったりする場合に活用できるのではないだろうか。ただし、悪用は絶対に厳禁。そして、バグ技なので自己責任で利用するように。