Appleは、数年前からiPhoneなどの有線接続に使うLightningケーブルに、MFi(Made for iPhone/iPad/iPod)という認証プログラムを開始した。
最近ではほとんどのアクセサリーで、このMFi認証が実施されている状態だが、家に眠っているLightningケーブルや少し古いアクセサリーを新しく購入した時に、そのアクセサリーがMFi認証されたアクセサリーなのかを判断する方法があるので詳しくお伝えしよう!
本物か偽物かを見分ける方法はケーブル本体とパッケージ表面の印字を確認
LightningアクセサリーがMFi認証されているかどうかは、その製品のパッケージもしくはケーブルの印字を確認すればわかる。
まず、パッケージの表示についてだが、こちらはMFi認証されていればパッケージ表面に「MFiロゴ」が印字されているので、簡単に確認することができるだろう。
次にケーブルの印字についてだが、まずApple純正のLightningケーブルの場合、USBコネクタから約 18cm のところにまず「Designed by Apple in California」という印字があり、それに続いて「Assembled in China」「Assembed in Vietnam」、または「Indústria Brasileira」のいずれかが印字されてて、その末尾には12桁のシリアル番号が記されている。
そして、他社製のLightningケーブルに関しては、Lightningコネクタ側に社名が入っている。これらの法則に従っていないものは、MFi認証を受けていない製品の可能性がかなり高い。
コネクタ部分とレーザー刻印を比べてみよう
上記の方法の他にも、LightningコネクタやUSB コネクタ、レーザー刻印を参考にしてMFi認証を受けているかを見分けることができる。
Apple公式サイトでLightningアクセサリの偽造品の写真を紹介しているので、一部を紹介する。画像を見て実際に見比べてほしい。
画像を見ていただけたら分かると思うのだが、偽物は本物に比べて基本的に作りが粗く、粗末な仕上がりだ。少しでも違和感を感じたらMFi認証を受けているか確認をしたほうがいいだろう。
Appleによると、これらの偽造品はほんの一例で、他にも多数出回っているとのこと。公式サイトでは他にも多数の偽造品を紹介しているので、気になる人は是非見てみてほしい。
実際にMFi認証を受けていない製品を使った場合、以下の問題が発生する可能性があるという。
- iOS デバイスが損傷する場合がある
- ケーブルが損傷しやすい
- コネクタの端子が外れる、非常に熱くなる、またはデバイスにしっかりと収まらない
- デバイスを同期または充電できない
AppleがMFiという制度を取り入れている理由は、あくまでユーザーが粗悪な製品を摑まされて、不測の事態に陥らないため。これらの問題が起きないように、iOSアクセサリはしっかり認証を受けた製品を使用するようにしよう。