今年の秋に登場が噂されている新型「MacBook Pro」は、ファンクションキー部分が有機ELタッチバーに置き換わり、電源ボタンに「Touch ID」が搭載されるなど、ハード面の新機能が予想されている。
端末も薄型化し、より軽くなるとも言われていたりもするのだが、Bloombergによると、Appleは今後「MacBook Pro」のラインナップを刷新する予定であると伝えている。
iTunesなどのアプリがOLEDタッチバーで操作可能に 端末もより薄型化
Bloombergは、Appleの内部事情に精通している人物からの情報として、今後の「MacBook Pro」のラインナップや性能について言及。これによると、新型「MacBook Pro」はKGI証券のMing-Chi Kuo氏が指摘するとおり、有機ELタッチバーが搭載されるようで、ユーザーはこれをセカンドスクリーンとして使うことができるためより早く「MacBook Pro」を操作することができるという。
実際の使い方としては、iTunesのショートカットなどを今とは違う形で配置できるなど、現在のファンクションキーのような使い方とは別の操作ができるようになる。このようにAppleは現行モデルのショートカットを簡素化することで、より便利に使えるよう改良を加えるという。
またディスプレイ表示になるので、現在起動しているアプリやタスクなどによって表示を変えることもできる上に、「macOS Sierra」のアップデートなどで簡単にタッチバー内のボタン配置を変更することもできるとのこと。
そのほかにも先日の噂通り、「Touch ID」の搭載についても触れられており、配置される場所としては有機ELタッチバーの隣あたりに配置される可能性が高いという。先日の噂では電源ボタンに同機能が組み込まれるとも言われていたが、これについては今回は言及されていない。
そして、端末自体は現行モデルよりも薄型化が図られるほか、全てのUSB端子が「USB-C」タイプに置き換えられる。
ちなみに薄型化しても、「MacBook Air」や12インチ型「MacBook」のような先にいくにつれて細くなるウェッジ型は採用されない模様。そして、わずかだが現行モデルのトラックパッドより横長になるようで、感圧タッチ式のパッドが採用される見込みだ。
また、グラフィック性能も向上し、3Dテクスチャの描写が必要になるゲームユーザー向けに高グラフィック対応プロセッサが搭載される予定であるとのこと。全てのモデルでそうなるわけではないようだが、Bloombergによると、少なくても1つのモデルにはAMDのPolarisという薄型GPUが搭載される見込みであるようだ。
そして、気になる発表日について。僕個人的には「iPhone 7」が発表になる今年の9月に登場してほしいと思っているのだが、残念なことに9月のタイミングでは発表されないものと予想されているようだ。
ただ、以前の情報として新型「iPhone」が発表された後の10月にも発表イベントが開催されるという情報もあり、発売は今年の10〜11月になる可能性もある。もしこのタイミングで発表されないとなると次の機会は来年の春前後になると思われる。
同端末については2016年の初旬頃からテストが開始されているようで、複数の新機能がテストされている模様。やはり従来モデルから大きくデザインが変更されることから、時間がかかっているのだろうか。
ちなみに、新型「MacBook Pro」に用意されているカラーはスペースグレイとゴールド、そしてシルバーの3色。ローズゴールドや新型「iPhone」の噂の新色「スペースブラック」が出るとの情報はないようだ。
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[ via Bloomberg ]