[ image via 日産 ]
先日、テスラの自動運転車が自動運転モード中に死亡事故を起こした件で、世間の自動運転への警戒心が多少強まっているような気もするが、日産は日本で初の自動運転車を発売することを発表している。
今回、日産が発表したのは自動運転システム「ProPILOT(プロパイロット)」を「セレナ」の新型車に搭載したもので、ユーザーは同機能を高速道路で利用できるとしている。
あくまで高速道路だけの使用に限られているため、完全自動運転車というわけではないのだが、それでも日本で同様のシステムを搭載した車は今まで登場したことはなかった。
日産自動車によると、単眼カメラが渋滞走行と、長時間の巡航走行の2つのシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを自動的に制御。道路の形状や、前を走る車や道路を分ける白線などを認識することができ、ドライバーの運転を補助することができるという。
Forbesによると同機能は、雨の日などワイパーが稼働している時は自動運転モードが利用できなくなり、ハンドルから4秒間手を離すと警告音がなるなど、安全性を考慮しているとのこと。
個人的には車は運転するのを楽しむ派なので、自動運転車をそこまで使いたいとはまでは思わないのだが、それでもこのシステムのおかげで事故が減っただとか、楽に長距離移動ができるとなれば車の存在価値もより高まることになることにはかなり期待している。
同システムが搭載された新型「セレナ」は2016年8月下旬に発売されるとのことで、自動運転車に興味がある人は少し検討してみてもいいのではないだろうか。
ちなみに、今回の「セレナ」以外にも、2017年には「キャシュカイ」に同システムが搭載される予定で、ヨーロッパやアメリカ、中国などの市場に順次投入される予定とのこと。